「え、今さら血液型の話?」と思われるかもしれませんね。確かに、私たちが若い頃は、血液型占いなんてそこまで流行っていませんでした。でも実は、血液型と性格の関係が日本で話題になり始めたのは、昭和の終わり頃からなんです。当時、テレビの情報番組で取り上げられて、一気に広まったのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は、お孫さんやお子さんの恋愛を見守る時の参考に、あるいは「ああ、うちの主人もこうだったな」と懐かしく振り返りながら、令和の若者たちの恋愛模様を一緒に覗いてみましょう。そして何より、人を本気で愛するということは、時代が変わっても変わらない部分があるということを、改めて感じていただけたら嬉しいです。
さて、AB型の男性が本気になった時に見せる変化、これが実に興味深いんです。周りの人たちの体験談を集めてみると、驚くほど共通したパターンが見えてきました。
まず一番わかりやすいのが、連絡の頻度が劇的に変わることです。今の若い人たちは、LINEというスマートフォンのメッセージアプリで連絡を取り合います。私たちの時代で言えば、手紙や電話のようなものですね。普段は3日に1回くらいしか連絡してこなかった男性が、本気になった途端、1日に20回以上もメッセージを送ってくるようになるそうです。
これ、私たちの時代で考えると、どうでしょうか。普段は月に一度くらいしか手紙をくれなかった男性が、急に毎日のように便箋を送ってくるようなものです。あるいは、滅多に電話してこなかった人が、朝晩かけてくるようになる。そう考えると、「ああ、この人は本気なんだな」って、すぐわかりますよね。
次に、自分の世界に閉じこもらなくなるという変化です。AB型の男性は、普段はマイペースで、自分の時間を大切にする傾向があると言われています。でも、本気で好きになった相手には、友達や家族を紹介するようになるんです。
これも、昔で言えば同じですよね。私たちが若い頃、男性が女性を実家に連れて帰るというのは、それはもう真剣な証でした。「この人と結婚を考えている」という明確な意思表示だったわけです。今も昔も、大切な人たちに紹介するという行動は、本気の証なんですね。
30歳の会社で働く女性の体験談があります。彼女の彼氏は、付き合って8ヶ月間、いつも「結婚はまだ考えていない」と言っていたそうです。ところがある日突然、「俺、君以外考えられない。籍を入れよう」と言い出したんだそうです。しかも、その1週間後には両親に挨拶に行きたいと。
彼女は本当に驚いたそうですが、AB型の友人に話したところ、「あいつ本気だよ、普段そんなこと絶対言わない」と言われたそうです。AB型の男性は、本当に決めた時の行動が早い。これは昔も今も変わらないのかもしれません。
私たちの時代を振り返ってみても、似たような話、ありませんでしたか? 普段は口数が少なくて、何を考えているかわからない男性が、ある日突然プロポーズしてくる。それも、すでに婚約指輪を用意していて、両親への挨拶の日取りまで決めている。「この人、いつの間にそんなに考えていたの」って驚いた、なんて話。
金銭感覚が変わるというのも、わかりやすいサインだそうです。普段は節約家で、デートも手頃な店ばかり選んでいた男性が、本気になると「君が行きたいなら」と高級なレストランを予約するようになる。
これって、私たちの時代で言うと、給料日前でお金がないはずなのに、彼女のために少し高いプレゼントを買ってきたり、ちょっと背伸びした場所に連れて行ってくれたりする、あの感じと同じですよね。本気で愛している人には、多少無理してでも良いものを提供したいという気持ち。これは時代を超えて変わらない男性の心理なのかもしれません。
ここで少し余談なのですが、面白い話を聞きました。血液型と性格の関係を最初に提唱したのは、実は大正時代の心理学者だったそうなんです。でも、一般に広まったのは昭和の後期。特に昭和56年頃、ある本がベストセラーになって、一気に全国に広まったんだそうです。私たちが若い頃には、まだそこまで血液型で性格を判断するという文化はなかったですよね。でも今の若い人たちは、初対面で「血液型は?」と聞くのが当たり前になっているそうです。時代の変化って、本当に興味深いものです。
さて、話を戻しましょう。AB型の男性が本気になると、将来の話を具体的にするようになるそうです。「一緒に住んだら」「子供ができたら」といった言葉が、自然と会話に出てくるようになる。
28歳の美容師の女性は、こんな体験をしたそうです。彼氏は普段とてもクールで、「べたべたするのは苦手」と言っていたのに、本気になってから様子が一変したんだそうです。夜中に「今日会えなくて寂しかった。声を聞かせて」と電話をかけてくるようになり、しかも「俺のこと好き?」と、まるで小学生のように聞いてくるんだそうです。
彼女は「ギャップで死ぬかと思った」と笑いながら話していたそうですが、これって素敵な話だと思いませんか? 大人の男性が、好きな人の前では素直に甘えたり、不安を口にしたりできる。これは、相手を心から信頼している証拠です。
昔の男性は、「男は弱みを見せるな」という教育を受けていた方も多かったですよね。でも、心を許した相手の前では、きっと皆さんのご主人も、若い頃は同じように甘えたり、不安を打ち明けたりしていたのではないでしょうか。ただ、それを人前では見せなかっただけで。
32歳の主婦の方の話も印象的でした。彼女の夫は、付き合っていた時は「お金は使ってなんぼ」と散財するタイプだったそうです。ところが、彼女と結婚を考え始めた途端、「子供を2人欲しいから3000万円貯める」と言い出して、本当に3年で1500万円も貯めたんだそうです。
これは、昔で言えば、遊び人だった男性が、好きな人ができて急に真面目に働き始める、あの感じと同じですね。「この人のために、この人との未来のために、自分を変えよう」という強い意志。AB型の男性は、一度スイッチが入ると、驚くほど真面目になり、目標に向かって一直線に進むそうです。
29歳の看護師の女性の体験談も興味深いものでした。彼女の彼氏は、付き合う前は女性関係が派手で有名だったそうです。でも、彼女に本気になってから、他の女性のLINEを全部ブロックして、「君以外見えなくなった」と言ったんだそうです。それから5年間、一度も浮気をしていないそうです。
これは、本当に愛する人に出会った時の変化ですよね。昔も、遊び人だった男性が、運命の人に出会って一途になるという話は、よくありました。「この人だ」と思った時の男性の覚悟。それは血液型に関わらず、時代を超えて変わらないものなのかもしれません。
27歳の公務員の女性は、1年付き合っていた彼氏から、ある日突然「母さんに会ってほしい」と言われて実家に連れて行かれたそうです。それまで「親にはまだ会わせられない」と言っていたのに、です。彼のお母様によると、「あの子が女の子を家に連れてきたのは生まれて初めて」だったそうです。
これは本当に、親御さんへの紹介というのは、昔も今も特別な意味を持つんだなと感じさせられる話ですね。私たちが若い頃も、男性が女性を実家に連れて帰るというのは、結婚を前提としたお付き合いの証でした。スマートフォンもLINEもなかった時代でしたが、大切なことは変わっていないんですね。
AB型の男性が本気になった時にだけ見せる行動として、こんなものもあるそうです。
自分の弱い部分を見せるようになる。「実は不安なんだ」「失敗したらどうしようって思ってる」といった、普段は決して口にしない本音を話すようになるそうです。これは、相手を心から信頼している証拠です。私たちの時代の男性も、本当に心を許した相手にだけ、弱音を吐いていたのではないでしょうか。
趣味を共有したがるようになる。「俺の好きなゲーム、一緒にやってみない?」といった具合に、自分の世界に相手を招き入れるようになるそうです。昔で言えば、自分の大切にしているコレクションを見せたり、趣味の釣りに誘ったり、そういう感じですね。
記念日を覚えてサプライズをする。普段は面倒くさがりなのに、付き合った記念日や初めて会った日を覚えていて、プレゼントを用意したりする。これは嬉しいですよね。私たちの時代も、不器用な男性が一生懸命プレゼントを選んでいる姿を想像すると、微笑ましくなります。
「俺たち」という言葉を使い始める。「俺たちで旅行に行こう」「俺たちの将来」といった具合に、自然と二人を一つの単位として考えるようになるそうです。これは、もう完全に相手を人生のパートナーとして見ている証拠ですね。
スマートフォンを隠さなくなる。今まで絶対に見せなかったのに、置いたままお風呂に入るようになるそうです。これは、「後ろめたいことが何もない」という証明です。昔で言えば、財布の中身を堂々と見せたり、日記を見られても平気だったり、そういう感覚でしょうか。
ただし、注意点もあるそうです。実際に別れを経験した人たちの声によると、「本気になったと思ったら、実は『今その気分』だっただけだった」というケースもあるそうです。AB型の男性は気分屋な面もあるため、熱しやすく冷めやすいのも事実。一時的に超熱くなるけれど、1ヶ月で冷めてしまうパターンもあるんだそうです。
経験者たちは「本気度を見極めるには、最低3ヶ月は熱が続くか見るべき」と言っています。これは、私たちの時代でも同じではなかったでしょうか。一時の情熱と、本当の愛情は違う。時間をかけて、相手の本気を見極める。これは、いつの時代も変わらない恋愛の知恵ですね。
多くの体験談から見えてきた共通の結論は、こういうものでした。AB型の男性が本気になると、「普段の80パーセントクールな彼が、急に180パーセント熱くなる」。そのギャップがすごすぎて、周りの人も「え、あの人あんなキャラだったの!?」と驚くほどなんだそうです。
でも、本当に本気になった時の執着心、行動力、一途さは、他のどの血液型よりも強いそうです。「一度本気になったAB型は、別れるまでずっと本気で愛してくれる」という声が、結婚した妻たちから一番多く聞かれました。
つまり、「冷たいと思っていたあの人が、急に熱すぎるくらい熱くなった時=本気」。それがAB型男性の恋愛スイッチの合図だということです。
さて、ここまで若い人たちの恋愛事情を見てきましたが、皆さんはどう感じられましたか? スマートフォンやLINE、血液型占いといった、私たちの若い頃にはなかったものがたくさん出てきました。でも、本質的な部分は何も変わっていないと思いませんか?
本気で人を愛した時の行動の変化。大切な人のために自分を変えようとする姿勢。相手に自分の弱さを見せられるようになる信頼関係。相手を自分の家族や友人に紹介したいという気持ち。将来を一緒に考えたいという想い。
これらはすべて、私たちが若い頃に経験したことと、本質的には同じではないでしょうか。時代が変わっても、連絡手段が手紙から電話、そしてメールやLINEに変わっても、人が人を本気で愛する時の気持ちは変わらない。そのことを、今日の話から感じていただけたら嬉しいです。
もし、お孫さんやお子さんが恋愛で悩んでいたら、この話を思い出してみてください。「あの人が急に態度を変えたということは、もしかして本気なのかもしれないわよ」とか、「3ヶ月くらい様子を見てみたら?」とか、優しくアドバイスしてあげられるかもしれません。
あるいは、ご自身の若い頃を思い出しながら、「私たちの時代も同じだったわね」と、ご主人と笑い合う話題にしていただけたら、これ以上の喜びはありません。
恋愛は、いくつになっても心をときめかせるものです。若い人たちの恋の話を聞きながら、自分たちの青春時代を懐かしく思い出す。それもまた、人生の楽しみの一つではないでしょうか。