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AB型同士の夫婦・カップルの相性と長続きする関係の築き方

年齢を重ねて、改めてパートナーとの相性について考えることはありませんか。長年連れ添った配偶者、あるいは人生の後半で新しく出会った方。「お互いにAB型だから、こういう性格なのかな」と感じたことがある方も多いかもしれませんね。

私自身、友人たちとお茶をしながら「うちの旦那は本当にマイペースで」「でも、それが逆に楽なのよね」なんて話をすることがあります。今日は、AB型同士のカップルや夫婦の相性について、シニア世代ならではの視点でお話ししたいと思います。

AB型同士の関係は「自由を大切にする、静かな絆」

AB型同士の関係を一言で表すなら、「ベタベタしない、でも深く通じ合う相棒のような関係」と言えるでしょう。若い頃のような情熱的な恋愛とは違って、お互いの時間と空間を尊重しながら、静かに寄り添い合う。そんなイメージです。

50代、60代、70代と年齢を重ねると、恋愛や結婚に対する考え方も変わってきますよね。若い頃は毎日一緒にいたくて、何でも共有したくて。でも今は、一人の時間も大切だし、相手に全てを求めるわけでもない。そんな成熟した関係性が、AB型同士には自然と生まれやすいんです。

私の知り合いに、65歳で再婚されたご夫婦がいます。お二人ともAB型で、最初は「お互い自由すぎて、本当に夫婦なの?」と周りは心配していました。でも、本人たちはとても幸せそう。「一緒にいても窮屈じゃない。これが私たちには合ってるのよ」と、奥様は笑顔で話してくれます。

血液型の話をすると、「本当に性格と関係があるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。実は、科学的には血液型と性格の直接的な因果関係は証明されていないんです。でも面白いことに、「私はAB型だから」という自己認識が、行動パターンに影響を与えることはあるそうです。つまり、「思い込み」が性格を作る側面もあるということ。だから、血液型の話を完全に否定する必要もないし、全てを鵜呑みにする必要もない。一つの参考として楽しむくらいが、ちょうど良いのかもしれませんね。

AB型同士の基本的な相性を知りましょう

AB型の方は、一般的に「マイペース」「合理的」「一人の時間を大切にする」といった特徴があると言われています。シニア世代でこの性格だと、どんな関係になるのでしょうか。

まず、お互いに「束縛しない」「詮索しない」という暗黙のルールが自然と成立しやすいんです。例えば、ご主人が一日中書斎にこもって読書をしていても、「私のこと嫌いなの?」とは思わない。奥様が週に何度も友人とお出かけしても、「俺を放っておくのか」とは感じない。そういう、程よい距離感が保てるんですね。

退職後の夫婦関係って、実は難しいものです。ずっと仕事で忙しかった夫が、急に家にいるようになる。妻は今までの生活リズムを守りたい。そこで衝突するご夫婦も少なくありません。でも、AB型同士なら、「お互いの世界を尊重する」という姿勢が自然と取れるので、意外とスムーズに新しい生活に移行できることが多いんです。

また、AB型の方は会話が深めで、価値観も近いことが多いと言われています。表面的な世間話よりも、本質的なこと、哲学的なこと、社会問題について話すのが好き。だから、お互いに「この人とは本当の話ができる」という安心感を持ちやすいんです。

70歳のご夫婦の話ですが、結婚45年を迎えた今でも、毎晩お茶を飲みながら一時間ほど語り合う時間を持っているそうです。話題は政治のこと、読んだ本のこと、孫のこと。でも、決して相手に意見を押し付けたりしない。「そういう考え方もあるね」と、お互いの違いを楽しんでいるんです。

ただし、注意点もあります。AB型同士は、どちらも感情表現が控えめなことが多いんです。「言わなくてもわかるでしょ」という姿勢になりがち。若い頃ならそれでも情熱でカバーできますが、シニア世代になると、「好きかどうか分からない」「本当に私のこと大切に思ってるの?」という不安が生まれやすいんです。

シニア世代のAB型カップルの特徴

50代以上のAB型同士のカップルや夫婦には、いくつかの共通する特徴があります。それを知っておくと、自分たちの関係を客観的に見ることができますよ。

まず、「ストライクゾーンが狭い」ということ。若い頃から、「この人だ」と思える相手になかなか出会えなかった方も多いのではないでしょうか。だからこそ、一度「この人」と決めたら、長く一緒にいられる。途中で浮気をしたり、他の人に目移りすることも少ないんです。

これは、再婚や熟年恋愛でも同じです。人生の後半で新しいパートナーを見つける時も、AB型の方は慎重です。でも、一度「この人となら残りの人生を一緒に歩める」と確信したら、とても一途になります。

次に、「連絡頻度がマイペース」ということ。若いカップルは毎日LINEでやりとりするのが当たり前かもしれませんが、シニア世代のAB型同士なら、数日連絡がなくても平気。「元気にしてるだろう」と信頼しているからこその放置なんです。

でも、これが時には不安の種にもなります。「本当に私のこと、気にかけてくれているのかしら」と思ってしまう。特に、長年連れ添った夫婦の場合、「夫婦なんだから」という前提で、お互いの気持ちを確認し合うことを怠りがちです。

そして、「喧嘩や感情をぶつけることが苦手」という特徴もあります。何か問題があっても、大声で言い合うことはほとんどない。むしろ、静かに飲み込んで、距離を置く。外から見ると、とても円満な夫婦やカップルに見えるんです。

でも、内側には小さな不満が少しずつ溜まっていくこともあります。「あの時、こう言ってほしかった」「本当はこうしてほしいのに」。そんな思いを抱えたまま、何年も過ごしてしまう。そして、ある日突然「もう限界」と爆発するか、あるいは静かに心が離れていってしまうこともあるんです。

うまくいくための具体的なポイント

では、AB型同士の関係を良好に保つためには、どうすれば良いのでしょうか。いくつか具体的なポイントをお伝えしますね。

一つ目は、「お互いに干渉しすぎない」という暗黙のルールを、きちんと言葉にして確認すること。「私たちは、一人の時間も大切にするタイプだよね」と、お互いに認識を共有しておくんです。そうすることで、相手が一人でいたいと思っている時に、「嫌われてるんじゃないか」と不安にならずに済みます。

私の知人のご夫婦は、朝食後にその日のスケジュールを軽く共有する習慣があるそうです。「今日は図書館に行ってくる」「午後は庭仕事をする」といった具合に。別に許可を取り合うわけじゃなく、ただ情報を共有するだけ。でも、それだけで「ああ、今日は一人で過ごすんだな」と理解できて、お互いに安心できるんですって。

二つ目は、共通の趣味や関心事を持つこと。AB型同士は、価値観が合うと一気に距離が縮まります。音楽、読書、映画、ガーデニング、旅行。何でもいいんです。二人で楽しめる何かがあると、「親友兼パートナー」のような、理想的な関係が築けます。

68歳の再婚カップルの話ですが、お二人とも昔の映画が大好きで、毎週金曜日は一緒に名画を観る日と決めているそうです。観終わった後、お茶を飲みながら感想を語り合う。その時間が、二人にとってかけがえのないものになっているんです。

三つ目は、「感情的にぶつからない」「論理的に話せる」という強みを活かすこと。何か問題があった時、感情的に責め合うのではなく、冷静に話し合える。これは、AB型同士の大きな利点です。

例えば、お金の使い方について意見が分かれたとします。感情的なタイプなら「あなたはいつも無駄遣いばかり!」と責めるかもしれません。でも、AB型同士なら「来月の支出を見直して、お互いに優先順位を話し合おう」と、建設的な解決策を探すことができるんです。

つまずきやすいポイントと上手な対処法

どんなに相性が良くても、つまずくことはあります。でも、事前にどこでつまずきやすいかを知っておけば、対処もしやすくなりますよ。

一番多いつまずきは、「好きだけど素直に言わない」ということ。AB型の方は、愛情表現が苦手なことが多いんです。若い頃なら「好き」「愛してる」と言えたかもしれないけれど、年齢を重ねると、なおさら照れくさくて言えなくなる。

でも、人は何歳になっても「愛されている」という確認が必要なんです。特に、退職後で社会との繋がりが減ったり、子供が独立して夫婦二人きりになったり。そんな時期には、パートナーからの愛情を実感することが、心の支えになります。

相手もAB型だと、「たぶん嫌われてはいないと思うけど、でも本当に愛されているのかな」という微妙な不安を抱えがちです。この不安が積み重なると、心の距離ができてしまうんです。

二つ目のつまずきは、「問題が起きた時に一気に冷える」こと。AB型の方は、怒りを爆発させるよりも、静かに距離を置くタイプが多いんです。でも、これが長引くと、「もう話し合う気力もない」となって、そのまま関係が終わってしまうこともあります。

特に、長年連れ添った夫婦の場合、「今さら別れるわけにもいかないし」と、心は離れているのに形だけの関係を続けてしまうことも。これは、お互いにとって辛いことです。

三つ目は、「合理的すぎて、感情を軽視してしまう」こと。例えば、パートナーが何か悩んでいる時。AB型の方は「じゃあ、こうすれば解決するよ」と、すぐに論理的な解決策を提示しがちです。でも、相手が求めているのは解決策じゃなく、「ただ話を聞いてほしい」「共感してほしい」ということかもしれません。

これは、特に女性が悩んでいる時に起こりやすいパターンです。男性は「問題を解決しよう」と思うけれど、女性は「気持ちを分かってほしい」と思っている。この行き違いが、すれ違いを生んでしまうんです。

では、どうすればいいのでしょうか。

まず、「言わなくても分かるでしょ」という考えを捨てること。AB型同士だからこそ、淡々とした言葉でいいので、気持ちを伝える習慣を作りましょう。

「会う回数が少なくても平気だけど、たまには『会いたい』って言ってもらえると嬉しい」「あなたが一人で過ごしたい時は尊重するけど、『今は一人になりたい』と一言教えてくれると安心する」。こんな風に、具体的に伝えるんです。

次に、感情論より「要望ベース」で話すこと。「どうして分かってくれないの!」と感情的に訴えるのではなく、「こうしてくれると助かる」「こうされると不安になる」と、具体的な行動で伝えます。

例えば、「一日中無視されると寂しい」ではなく、「朝と夜だけでも、挨拶と簡単な会話をしてもらえると嬉しい」という風に。AB型の方は、具体的な指示があると理解しやすいんです。

そして、「我慢をため込みすぎない」こと。小さな不満は、軽いうちに共有しましょう。「こんなこと言ったら悪いかな」と遠慮していると、どんどん溜まっていって、最終的に大爆発してしまいます。

実際の体験談から学びましょう

ここで、実際のシニア世代のAB型カップルの体験談をいくつかご紹介します。

まず、62歳の女性と65歳の男性のお話。お二人とも配偶者に先立たれて、趣味のサークルで出会いました。どちらも人見知りで、大人数の集まりは苦手。でも、サークル終わりに二人だけでお茶を飲むようになって、自然と仲良くなったそうです。

会話は、主に読んだ本や観た映画の話。恋愛トークはほとんどなし。半年ほど経った頃、女性が思い切って「これからも、こうやって一緒にお茶を飲めたら嬉しい」と伝えました。すると男性は「実は僕もずっとそう思っていた」と答えたそうです。

告白らしい告白もなく、「じゃあ、これからもよろしくね」という感じで、パートナー関係が始まりました。今では週に二回ほど会って、一緒に美術館や映画館に行ったり、お互いの家で食事をしたり。でも、それ以外の日は、お互い一人の時間を楽しんでいます。

「若い頃の恋愛みたいに、毎日一緒にいたいとは思わない。でも、この人がいてくれることが、とても心強い」と、女性は語ります。周りからは「淡泊すぎない?」と言われることもあるけれど、本人たちにとっては「これ以上ないほど居心地がいい関係」なんだそうです。

次に、結婚38年目のご夫婦の話。お二人ともAB型で、長年とても仲の良い夫婦でした。でも、ご主人が退職してから、少しずつ関係に変化が。ご主人は一日中家にいて、趣味の部屋にこもりがち。奥様も、今まで通り友人との付き合いや習い事を続けていました。

表面上は何も問題ないように見えたのですが、ある日奥様が「私たち、夫婦というより同居人みたいね」とふと漏らしました。ご主人は驚いて「そんなことないよ」と言いましたが、奥様の中には、確かに寂しさがあったんです。

「喧嘩もないし、不満もない。でも、このまま静かに年を取っていくだけなのかな」という虚しさ。ご主人も、実は同じことを感じていたと後で分かりました。「妻は友達と楽しそうだし、俺がいなくても平気そうだ」と思っていたんです。

二人は、思い切って本音で話し合いました。「お互いを尊重しすぎて、逆に遠慮し合っていたんだね」と気づいたそうです。それから、月に一度は必ず「デートの日」を作ることに。ちょっとおしゃれをして、外食をしたり、温泉に行ったり。

「恥ずかしいけど、たまには手を繋いだりもするのよ」と、奥様は照れながら話してくれました。AB型同士は、放っておくと空気のような存在になりがち。だからこそ、意識的に「恋人モード」を思い出す時間を作ることが大切なんですね。