シニアからのはるめくせかい

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シニア世代の推し活が人生を豊かにする理由と楽しみ方

こんにちは。今日は、最近シニア世代の間でも広がっている「推し活」についてお話ししたいと思います。

「推し活って若い人がやるものでしょう?」と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんね。でも実は、50代、60代、70代の方々の間でも、推し活を楽しむ方が増えているんですよ。そして、この推し活が、人生の後半をより豊かに、より楽しくしてくれているんです。

推し活って何のこと?

まず、「推し活」という言葉について、簡単にご説明しますね。推し活とは、自分が応援したい人やキャラクター、つまり「推し」を応援する活動のことなんです。

アイドルや俳優さん、歌手、スポーツ選手、さらには歌舞伎役者さんや宝塚の舞台俳優さん、時には漫画やアニメのキャラクターまで、推しの対象は本当に様々です。その推しを応援するために、コンサートや舞台を観に行ったり、グッズを集めたり、同じファンの方々と交流したりする。それが推し活なんですね。

「そんなの、昔からファン活動としてあったじゃないか」と思われるかもしれません。その通りです。でも、今の推し活は、SNSの発達で同じ趣味の仲間と簡単につながれたり、情報を手軽に得られたりと、昔とは少し違った楽しみ方ができるようになっているんですよ。

シニア世代が推し活に夢中になる理由

では、なぜシニア世代の方々が推し活にハマっているのでしょうか。実は、そこにはいくつかの理由があるんです。

まず、人生の大きな節目を迎えた後の新しい生きがいとして、推し活が機能しているんですね。子育てが終わって手が離れた方、定年退職を迎えた方、あるいは配偶者を亡くされた方。そういった人生の転換期に、「これから自分は何を楽しみに生きていけばいいんだろう」と考える時、推し活が一つの答えになることがあるんです。

それから、長年家族のために尽くしてきた方が、初めて「自分のため」の時間を持てるようになること。これも大きな理由ですね。「家族のために」「仕事のために」と頑張ってきた人生から、「自分が好きなこと」「自分が楽しいと思うこと」に時間を使えるようになる。この解放感は、想像以上に大きいものなんです。

そして、推し活を通じて新しい人間関係が生まれることも、魅力の一つなんですよ。地域のコミュニティや古くからの友人関係も大切ですが、共通の趣味で繋がる新しい友達ができるというのは、何歳になってもワクワクするものですよね。

ある50歳の女性の体験談

ここで、実際に推し活を楽しんでいらっしゃる方のお話をご紹介しますね。

専業主婦として家族を支えてきた50歳の女性の方なんですが、娘さんが結婚して家を出た後、急に時間ができて、何をしたらいいのか分からなくなってしまったそうなんです。

「子育てが終わって、ふと気づいたら、自分が何を好きなのかも分からなくなっていました。毎日、夫の世話をして、家事をして、でも心にぽっかり穴が空いたような感じがしていたんです」

そんな時、テレビで見たバラエティ番組に出ていた若手アイドルに、なぜか心惹かれたそうなんですね。一生懸命頑張っている姿、明るい笑顔、仲間を大切にする姿勢。そういったものを見ているうちに、「この子を応援したい」という気持ちが自然と湧いてきたんだそうです。

最初は恥ずかしくて、誰にも言えなかったそうなんですよ。「50歳にもなって、20代のアイドルを応援するなんて」って。でも、SNSで同じように応援している人たちを見つけて、その中には自分と同世代の方も大勢いることを知って、安心したんだそうです。

それから、コンサートに行ったり、グッズを集めたり、ファン仲間と交流したり。そういう活動を始めたら、毎日がとても楽しくなったそうなんですね。朝起きるのも楽しみになって、表情も明るくなった。

ご主人も最初は戸惑っていたそうなんですが、「最近、君、表情が明るくなったね。なんだか若返った気がするよ」と言ってくれるようになって。今では「楽しそうで何よりだ。好きなことをやりなさい」と応援してくれているんだそうです。

「推しへの気持ちは、恋愛感情とは違うんです。でも、誰かを応援する、誰かの成長を見守るという感情は、心を豊かにしてくれます。そして、その豊かな気持ちが、夫との関係にも良い影響を与えていると感じています。話題も増えましたし、私が生き生きしているから、夫も嬉しそうなんですよね」

この女性の言葉、とても印象的だと思いませんか?

推し活がもたらす素晴らしい変化

推し活を始めると、どんな変化が起こるのでしょうか。実際に推し活をしているシニアの方々から聞いた、具体的な変化をご紹介しますね。

まず、毎日に目標ができるんです。「次のコンサートまでに、少し痩せたいな」「次の舞台を観に行くために、お金を貯めよう」「推しの新しいドラマが始まるまで、元気でいなきゃ」。こういった小さな目標が、日々の生活にハリを与えてくれるんですね。

それから、新しいことを学ぶきっかけにもなるんですよ。47歳でパート勤務をしている女性は、韓国ドラマの俳優さんを推し始めたことで、韓国語の勉強を始めたそうなんです。「50歳近くになって、新しい言語を学ぶなんて思ってもみませんでした。でも、推しのインタビューを理解したくて、毎日少しずつ勉強しています。脳トレにもなりますし、何より楽しいんです」と話していらっしゃいました。

おしゃれにも気を使うようになる方が多いんですよ。コンサートやイベントに行くために、新しい服を買ったり、髪型を変えたり。「もう年だから」と諦めていたことに、もう一度挑戦してみようという気持ちになるんですね。

健康にも良い影響があるんです。推しに会いに行くために、体力をつけようと歩く距離を増やしたり、階段を使うようにしたり。「推しに会える日まで、元気でいなければ」という思いが、健康管理のモチベーションになっているという方も多いんですよ。

ちょっと面白いエピソードを一つ

ここで、少し面白いお話をご紹介しますね。

68歳の男性で、定年退職後に時代劇の俳優さんのファンになった方がいらっしゃるんです。もともと時代劇が好きで、よく観ていたそうなんですが、ある俳優さんの演技に感動して、「この人の出ている作品を全部観たい」と思ったのがきっかけだったそうです。

それで、その俳優さんの過去の作品を探すために、図書館に通ったり、古いビデオを探したり。そのうち、同じファンの方とSNSで知り合って、情報交換をするようになったんですね。

驚いたのは、そのファン仲間の中に、なんと90歳の女性がいらしたこと。「パソコンもスマホも使いこなして、私より詳しいんですよ」と笑いながら話してくださいました。

その90歳の女性は、「推しのために、ボケてる暇はないのよ」と言っていらしたそうで、その言葉を聞いて、この男性も「私もまだまだ若造だな」と元気をもらったんだそうです。

年齢なんて関係ない。好きなものを好きでいる気持ちに、年齢制限なんてないんだなと、改めて思わされるエピソードですよね。

パートナーとの関係にも良い影響が

推し活を始めると、パートナーとの関係はどうなるのでしょうか。「夫婦仲が悪くなるんじゃないか」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも、実際には、むしろ良い影響がある場合が多いんですよ。

53歳でパート勤務をしている女性の方は、こんなふうにおっしゃっていました。

「子どもの受験が終わって、ふと自分の人生を振り返った時、『妻』『母』以外の自分を見失っていることに気づいたんです。夫との会話も、子どものことや家のことばかりで、私自身の話なんて何もなかった。

推し活を始めて、同世代のファンの女性たちと交流する中で、『私たちにもまだ夢中になれるものがあるんだ』って実感できたんです。それが、すごく嬉しかった。

最初は夫に言い出せなかったんですけど、思い切って話してみたら、『そうか、君にも好きなことができたんだね。良かったじゃないか』って言ってくれて。むしろ、推しの俳優さんが出ている映画を、夫と一緒に観に行くこともあるんですよ。

『この俳優さんのこういうところが素敵なんだよ』って話すと、夫も『確かに、良い演技をするね』って聞いてくれる。新しい会話の話題ができて、夫婦の関係も以前より良くなった気がします」

お互いに独自の趣味を持つことで、適度な距離感が生まれて、かえって良い関係が築けるんですね。ずっと一緒にいると、時には息が詰まることもありますよね。でも、それぞれが自分の世界を持っていると、また新鮮な気持ちで向き合えるんです。

推し活を通じて得た喜びや感動を、パートナーと共有できるというのも素敵なことですよね。「今日、こんな良いことがあったんだよ」って話せる相手がいるというのは、幸せなことだと思います。

健康的な推し活の楽しみ方

では、どうすれば健康的に推し活を楽しめるのでしょうか。いくつかポイントをお伝えしますね。

まず、家計とのバランスを考えることが大切です。グッズやチケット、遠征費用など、推し活にはお金がかかることもあります。でも、無理のない範囲で楽しむことが大切なんですね。「今月はこれくらい」と予算を決めて、その中で楽しむ。そうすれば、罪悪感なく心から楽しめますよ。

次に、体調管理も忘れずに。コンサートやイベントは楽しいものですが、長時間立ちっぱなしだったり、人混みで疲れたりすることもあります。無理をせず、自分の体調と相談しながら参加することが大切です。

そして、現実とのバランスも大切にしてくださいね。推し活は人生を豊かにしてくれますが、それが全てではありません。家族や友人、地域とのつながりも大切にしながら、推し活も楽しむ。そのバランスが、充実した毎日を作るんです。

ある55歳の自営業を手伝っている女性は、こんなふうに話していらっしゃいました。

「宝塚の卒業生を推しているんですが、舞台を観に行くために、自分で旅の計画を立てるんです。時には一人旅も楽しんでいます。夫は最初、『そんなに夢中になって大丈夫か』と心配していましたが、私がこんなに生き生きとしているのを見て、応援してくれるようになりました。

推しに対する気持ちは、尊敬や憧れの感情なんです。でも、この活動を通じて、自分自身をもっと大切にしようと思うようになりました。自分の気持ちに正直になる勇気をもらった感じです。それが、夫に対しても率直に気持ちを伝えられるようになったきっかけになったんですよね」

自分を大切にすることが、周りの人との関係も良くしていく。そういう好循環が生まれるんですね。

推し活は自己成長の場でもある

推し活は、ただの娯楽ではないんです。多くのシニアの方にとって、それは「自分らしさの再発見」のプロセスなんですね。

長年、家族のために、仕事のために頑張ってきた。でも、ふと立ち止まった時、「私は何が好きだったんだろう」「私は何をしたいんだろう」と分からなくなることがあります。

推し活は、その答えを見つける旅でもあるんです。「私はこれが好き」「私はこういうことに心が動く」「私はこんなふうに感じるんだ」。そういった自分の気持ちを、改めて知ることができるんですね。

そして、推しを応援する中で、自分自身も元気をもらえる。「推しが頑張っているんだから、私も頑張ろう」「推しの笑顔を見たら、元気が出てきた」。そういう相互作用があるんです。

推し活を通じて得たエネルギーや喜びを、日常生活にも還元していく。家族に優しくできるようになったり、仕事にも前向きに取り組めたり、地域活動にも参加してみようと思えたり。そんな良い循環が生まれるんですよ。

年齢を重ねても、心はまだまだ若い

「もう年だから」という言葉を、どれくらい口にしてきたでしょうか。でも、推し活をしているシニアの方々を見ていると、年齢なんて本当に関係ないんだなと感じます。

60代でも70代でも、好きなものを追いかける目は輝いているし、新しいことを学ぶ姿勢は若々しい。「次の舞台が楽しみ」「来月のコンサートまで元気でいなきゃ」。そういう目標があることが、人を若々しく保つんですね。

ある62歳の女性が、こんなことを言っていらっしゃいました。

「推し活を始めてから、『老い』について考え方が変わったんです。以前は、年を取ることが怖かった。できないことが増えて、楽しみもなくなって、ただ衰えていくだけだと思っていました。

でも、推し活を通じて、年齢を重ねても新しい楽しみは見つけられるし、新しい友達もできるし、まだまだワクワクすることがたくさんあるんだって気づいたんです。年を取ることは、終わりじゃなくて、新しい始まりでもあるんだなって」

この言葉、本当に素敵だと思いませんか?

これから推し活を始めてみたい方へ

「私も何か推し活を始めてみたいけど、どうしたらいいか分からない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

まずは、自分が少しでも興味を持てるものを探してみてください。テレビや映画、舞台、スポーツ、何でも良いんです。「この人、素敵だな」「この人を応援したいな」と思える人を見つけること。それが第一歩です。

恥ずかしがる必要はありませんよ。年齢を理由に諦める必要もありません。好きなものを好きでいること、それは何歳になっても素晴らしいことなんです。

SNSを使えば、同じ推しを持つ仲間とつながることもできます。最初は見るだけでも良いんです。少しずつ、自分のペースで楽しんでいけば良いんですよ。

そして、無理をしないこと。自分の体調や家計、家庭の状況を考えながら、できる範囲で楽しむこと。それが、長く続けられる秘訣です。

推し活は、人生の後半をより豊かにしてくれる素晴らしい活動です。新しい出会いがあって、新しい発見があって、毎日がちょっと楽しくなる。そんな素敵な日々を、ぜひ体験してみてください。

あなたの人生に、新しい彩りが加わりますように。何歳になっても、心が躍る瞬間を持てる人生は、本当に幸せなことだと思います。

もし興味が湧いたら、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。きっと、新しい自分に出会えるはずですから。