シニアからのはるめくせかい

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シニアが今日から実践できる受容と共感の力

こんにちは。今日は、人生の中でずっと大切にしたいテーマについてお話ししたいと思います。

それは「受容」と「共感」という、二つの言葉です。

「なんだ、そんなこと」と思われたかもしれませんね。でも、この二つの言葉の本当の意味を知り、日々の生活で実践できるようになると、人間関係がぐっと楽になるんです。特に、私たちシニア世代にとって、これからの人生をより豊かに過ごすための、大切な鍵になると思うのです。

長く生きてきたからこそ、人との付き合い方もわかっている。そう思いがちですが、実は「受容」と「共感」をきちんと使い分けられている人は、意外と少ないのかもしれません。

今日は、この二つの違いと、それを日常でどう活かせるかを、一緒に考えていきましょう。

受容と共感、似ているようで違うもの

まず、「受容」と「共感」の違いから説明させてください。

受容というのは、相手の気持ちや考えを、そのまま受け止めることです。良いとか悪いとか、正しいとか間違っているとか、そういう判断を一切せずに、「ああ、あなたはそう感じているんですね」「そう思っているんですね」と、ただ受け止める。それが受容です。

一方、共感というのは、その一歩先に進んだものなんですね。相手の気持ちを自分の心でも感じ取って、「その気持ち、わかります」「私も同じように感じます」と、相手の感情に寄り添うこと。これが共感です。

言葉にすると難しく聞こえるかもしれませんが、日々の暮らしの中で、実はとても大切なことなんです。

サトシさん(67歳)の体験をご紹介しましょう。彼は、定年退職後、毎日のように妻から「あなた、家にいるなら掃除手伝ってよ」「洗濯物くらい畳んでよ」と言われていたそうです。

最初、サトシさんは「俺は長年働いてきたんだ。少しくらい休んでもいいだろう」と思っていました。でも、ある日、娘さんから「お父さん、お母さんの話、ちゃんと聞いてる?」と言われて、ハッとしたんだそうです。

それから、妻の話をただ聞いてみることにしました。「そうか、君は毎日大変なんだね」と、まず受け止める。すると、妻の表情が少し和らいだんです。

そして次に、「確かに、一人で全部やるのは大変だよね。俺も手伝うよ」と、妻の気持ちに寄り添ってみた。そうしたら、妻は涙を浮かべながら「ありがとう」と言ってくれたそうです。

サトシさんは後で振り返って、「あれが受容と共感だったんだな」と気づいたそうです。妻の気持ちを否定せず、まず受け止める。そして、その気持ちを理解しようとする。それだけで、夫婦関係が驚くほど良くなったんですね。

なぜ今、受容と共感が大切なのか

私たちシニア世代は、これまでたくさんの経験を積んできました。仕事も、子育ても、いろいろな困難も乗り越えてきた。だからこそ、「こうすればいい」「ああすればいい」と、つい答えを出したくなるんですよね。

でも、実は相手が求めているのは、答えじゃないことが多いんです。

ただ話を聞いてほしい。自分の気持ちをわかってほしい。そう思っているだけなのに、「そんなことより、こうしなさい」と言われると、心が閉じてしまう。

これは、パートナーとの関係でも、子どもや孫との関係でも、友人との関係でも、同じことが言えます。

ケイコさん(63歳)の話をしましょう。彼女には、30代の娘さんがいます。ある日、娘さんが「最近、仕事が大変で...」と話し始めたんです。

ケイコさんは、つい「だったら、もっと効率よく仕事すればいいじゃない」「上司に相談してみたら?」と、アドバイスを始めてしまったそうです。

すると、娘さんは「もういい」と言って、それ以上話してくれなくなった。ケイコさんは、「なんで怒るのかしら」と不思議だったそうです。

後日、友人に相談したら、「娘さんは、アドバイスが欲しかったんじゃなくて、ただ聞いてほしかったんじゃない?」と言われて、ハッとしたんだそうです。

次に娘さんが同じような話をした時、ケイコさんは黙って聞きました。「そう、大変だったのね」「それは辛かったでしょう」と、ただ受け止めて、共感を示した。

すると、娘さんはどんどん話してくれて、最後には「お母さん、話聞いてくれてありがとう。すっきりした」と言ってくれたそうです。

ケイコさんは、「アドバイスより、まず受容と共感なんだな」と学んだんですね。

ちょっとした小話ですが、ケイコさん、最初は「共感」を「今日感じたこと」だと勘違いして、娘さんに「今日、私も暑くて大変だったわ」と自分の話を始めてしまったそうです。娘さんに「お母さん、それ違うから」と笑われて、二人で大笑いしたんだとか。こういうユーモアも、関係を良くするきっかけになるんですよね。

受容が足りないとどうなるか

ここで、受容が足りない時に何が起こるか、考えてみましょう。

タカオさん(70歳)は、孫が「学校に行きたくない」と言った時、「何を甘えたことを言ってるんだ。学校は行くものだ」と叱ってしまったそうです。

タカオさんとしては、孫のためを思っての言葉でした。でも、孫は泣き出してしまって、それから祖父に心を開いてくれなくなったんです。

タカオさんは、すごく後悔したそうです。「俺は何をやってしまったんだ」と。

後で息子夫婦から聞いたら、孫は学校でいじめられていたんだそうです。でも、タカオさんに頭ごなしに否定されて、もう誰にも相談できないと思ってしまった。

タカオさんは、「もし、あの時、『そうか、行きたくないんだね。何かあったのかな?』と受け止めていたら...」と、今でも悔やんでいるそうです。

幸い、その後、タカオさんは孫に謝って、「おじいちゃん、あの時は悪かった。今度は、ちゃんと話を聞くから」と伝えたそうです。孫も少しずつ心を開いてくれて、今では良い関係を取り戻せたとのこと。

でも、タカオさんはこの経験から、「まず受け止める。それが何より大切なんだ」と学んだんですね。

共感を示すということ

受容の次に大切なのが、共感です。

共感というのは、相手の気持ちに寄り添うこと。「あなたの気持ち、わかりますよ」「それは辛かったですね」と、相手の感情を理解しようとすることです。

ヨシコさん(65歳)は、夫を亡くして一人暮らしをしています。ある日、友人に「最近、寂しくて...」と話したそうです。

その友人は、「そうよね。ご主人がいなくなって、寂しいわよね」と、ヨシコさんの気持ちをそのまま受け止めてくれた。そして、「私も夫を亡くした時、同じように感じたわ。その気持ち、よくわかる」と、共感を示してくれたんだそうです。

ヨシコさんは、その言葉にどれだけ救われたかわからないと言います。「わかってもらえた」という安心感が、心を軽くしてくれたんですね。

逆に、別の友人は「でも、あなたにはお子さんがいるじゃない。私なんて一人っ子だから、将来もっと大変よ」と言ったそうです。

この友人も、悪気はなかったんでしょう。でも、ヨシコさんの気持ちに共感するのではなく、自分の話にすり替えてしまった。ヨシコさんは、「ああ、この人には話してもダメだな」と思ってしまったそうです。

共感というのは、相手の気持ちを中心に考えること。自分の経験と比較したり、アドバイスをしたりするのではなく、ただ相手の心に寄り添うことなんですね。

日常で実践できる受容と共感

では、具体的に、どうやって受容と共感を実践すればいいでしょうか。

まず一つ目は、「最後まで話を聞く」ことです。

途中で口を挟まない。「でも」「だけど」と言わない。相手が話し終わるまで、じっと聞く。これが受容の第一歩です。

私たちシニア世代は、人生経験が豊富ですから、話の途中で「ああ、それなら...」と答えが見えてしまうことがあります。でも、そこをぐっとこらえて、最後まで聞く。これが大切なんです。

二つ目は、「相手の気持ちを言葉にする」ことです。

「それは辛かったですね」「嬉しかったでしょうね」「心配だったんですね」と、相手の感情を言葉にして返す。これが共感の表現になります。

マサルさん(68歳)は、この方法を妻との会話で実践してみたそうです。妻が「今日、スーパーで知り合いに会って...」と話し始めた時、いつもなら「ふーん」で終わっていたところを、「それは楽しかったね」「嬉しかったでしょう」と返してみた。

すると、妻は「そうなのよ!」と、どんどん話してくれるようになったそうです。マサルさんは、「こんなに簡単なことで、こんなに変わるなんて」と驚いたそうです。

三つ目は、「判断しない」ことです。

「それは良い」「それは悪い」「それは正しい」「それは間違い」と、評価しない。ただ「そうなんですね」と受け止める。

これが一番難しいかもしれません。でも、受容の本質は、ここにあるんです。

トシオさん(72歳)は、息子が「会社を辞めて、田舎で農業を始めたい」と言った時、最初は「何を考えてるんだ」と反対したそうです。

でも、一度、判断せずに話を聞いてみることにしました。「そうか、農業をやりたいんだね。どうしてそう思ったの?」と。

息子は、自分の夢や考えを熱心に話してくれた。トシオさんは、その話を聞いているうちに、「息子は本気なんだな」と感じたそうです。

最終的に、トシオさんは「わかった。お前の人生だ。応援するよ」と言えたんですね。息子は、父親が理解してくれたことに、涙を流して喜んだそうです。

今、息子さんは田舎で充実した生活を送っているとのこと。トシオさんは、「あの時、受け止めてよかった」と言っています。

受容と共感で人生が変わる

受容と共感を実践すると、人間関係が驚くほど変わります。

まず、家族との関係が良くなります。パートナー、子ども、孫、誰とでも、心を通わせられるようになるんです。

次に、友人との関係も深まります。お互いに本音で話せる、信頼できる関係が築けます。

そして、何より、自分自身が楽になるんです。人を評価したり、正そうとしたりするのは、実はとても疲れること。でも、ただ受け止めて、共感する。それだけでいい。そう思えると、心が軽くなるんですね。

ミチコさん(66歳)は、受容と共感を意識するようになってから、人生が変わったと言います。

以前は、「こうあるべき」「ああすべき」と、自分にも他人にも厳しかったそうです。でも、それが人間関係をギスギスさせていたんですね。

受容と共感を学んでから、「人はそれぞれ違っていい」「自分も完璧じゃなくていい」と思えるようになった。すると、周りの人も優しくなったように感じたそうです。

「実際には、周りが変わったんじゃなくて、私の見方が変わったんでしょうね」とミチコさんは笑います。

失敗しても大丈夫

ここまで読んで、「難しそうだな」「自分にできるかな」と思った方もいるかもしれませんね。

大丈夫です。最初から完璧にできる人なんていません。私も、あなたも、みんな学びながら、少しずつ上手になっていくものです。

ヒデオさん(69歳)は、受容と共感を実践しようとして、たくさん失敗したそうです。

妻が愚痴を言っている時、「そうだね」と受け止めようとしたんですが、つい「でも、それはあなたも悪いんじゃない?」と言ってしまった。妻は不機嫌になり、「もういい」と話を終えてしまったそうです。

ヒデオさんは落ち込みましたが、「次は気をつけよう」と思った。そして、次の機会には、「でも」を我慢して、最後まで聞くことができたんです。

「失敗してもいいんだ。大事なのは、諦めないこと」とヒデオさんは言います。

そうなんです。失敗しても大丈夫。もし、つい評価する言葉を言ってしまったら、「ごめん、今のは言い方が悪かった」と謝ればいい。もし、話を遮ってしまったら、「続きを聞かせて」と言えばいい。

完璧を目指さなくていいんです。ただ、相手を大切に思う気持ちがあれば、それが伝わります。

これからの人生をもっと豊かに

私たちシニア世代は、これからまだまだ長い人生が待っています。

その人生を、どう過ごすか。孤独に過ごすか、それとも豊かな人間関係の中で過ごすか。それは、受容と共感を実践できるかどうかにかかっているとも言えるんです。

受容と共感があれば、家族との絆が深まります。友人との関係が豊かになります。新しい出会いも、より良いものになるでしょう。

そして、人に受け入れられ、理解される経験が増えると、自分自身も幸せになれるんです。

アキラさん(74歳)は、「受容と共感を学んでから、人生が2倍楽しくなった」と言います。

以前は、頑固で、人の話を聞かないタイプだったそうです。でも、それでは寂しい老後になると気づいて、変わろうと決めたんですね。

今では、地域のボランティア活動に参加して、たくさんの友人ができました。若い人の話も、「そうか、そういう考え方もあるんだな」と受け止められるようになった。

「人の話を聞くのが、こんなに楽しいなんて知らなかった」とアキラさんは笑います。

あなたへのメッセージ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

受容と共感、少し理解していただけたでしょうか。

難しく考える必要はありません。ただ、相手の話を最後まで聞く。相手の気持ちを受け止める。「あなたはそう感じているんですね」と伝える。それだけでいいんです。

明日、誰かと話す時、ちょっと意識してみてください。「まず受け止めよう」「共感しよう」と。

最初はぎこちないかもしれません。でも、続けているうちに、自然とできるようになります。そして、人間関係が変わってくるのを感じるはずです。

私たちには、まだまだ時間があります。これからの人生を、もっと豊かに、もっと楽しく過ごすために、受容と共感を実践してみませんか。

人生の先輩として、たくさんの経験を持つ私たちだからこそ、できることがあります。若い世代の話を受け止めて、共感する。パートナーや友人の気持ちに寄り添う。

そうすることで、私たち自身も、もっと幸せになれるんです。

受容と共感は、一生使える、素晴らしいスキルです。そして、何歳からでも、学べるものです。

今日から、一緒に始めてみましょう。

あなたの人生が、受容と共感で、もっともっと豊かになりますように。心から応援しています。