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60代が振り返る血液型恋愛:B型の夫とA型の妻が歩んだ道

「あなたの血液型は?」若い頃、合コンや見合いの席で必ずと言っていいほど聞かれた質問ですよね。今の若い人たちにとっても血液型占いは人気のようですが、私たち60代、70代にとっては、もっと身近で大切な話題だった気がします。

特に「B型の男性とA型の女性」の組み合わせ。周りからは「うまくいくの?」なんて心配されたり、「正反対だから面白いわね」なんて言われたりしたものです。でも実際に長年連れ添ってみると、血液型の相性なんて一言では語れない、深くて温かいものがあることに気づかされます。

今日は、人生の大半をパートナーと共に歩んできた私たちの視点から、B型男性とA型女性の関係について、ゆっくりお話ししていきたいと思います。若い頃の思い出を振り返りながら、そして今だからこそ分かる夫婦の在り方について、一緒に考えてみませんか。

昭和の時代、血液型占いが教えてくれたこと

私たちが若かった昭和の時代、血液型占いは今以上に人気がありました。本屋に行けば血液型の本が平積みされていて、テレビでも血液型による性格診断が頻繁に放送されていました。「A型は真面目」「B型は自由奔放」「O型はおおらか」「AB型は変わり者」。こんな風に単純に分類されて、私たちはそれを信じて、あるいは半信半疑で楽しんでいました。

特に女性誌では「血液型別の相性診断」が大人気。「A型女性に向いているのはO型男性」なんて書いてあって、B型男性との相性はあまり良くないとされることも多かったんです。でも面白いもので、実際には「相性が良くない」と言われている組み合わせのカップルが、案外長続きしているんですよね。

私の友人にも、A型の奥さんとB型のご主人という夫婦が何組もいます。皆さん、もう40年以上連れ添っている。若い頃はぶつかることも多かったと言いますが、今では「お互いの違いが、かえって良かった」と笑って話しています。

B型男性の魅力と困った一面

B型の男性というのは、本当に自由な人が多いですよね。良く言えば「束縛されない」「マイペース」「好奇心旺盛」。ちょっと困った言い方をすると「気まぐれ」「約束を忘れる」「連絡不精」。

68歳の女性から聞いた話です。彼女の夫は典型的なB型で、若い頃は「今日は仕事の後、飲みに行くから」と突然言い出したり、休日の予定を直前になってひっくり返したりすることがしょっちゅうだったそうです。几帳面なA型の彼女は最初、本当にイライラしたと言います。

「私が一生懸命立てた計画を、あの人は何とも思わずに変えてしまうんです。最初の10年くらいは、本当に喧嘩ばかりでした」と彼女は振り返ります。でも不思議なことに、そんな夫の自由さが、彼女にとって救いになることもあったそうです。

彼女自身、とても真面目で几帳面な性格。何事もきちんと計画を立てて、予定通りに進めないと気が済まない。でも夫は違いました。「まあ、何とかなるさ」「計画なんて、その時の気分で変えればいい」。そんな夫の姿勢が、時には彼女の肩の力を抜いてくれたんです。

子育てが大変だった時期、彼女が神経質になりすぎて疲れ切っていたとき、夫が「そんなに頑張らなくても、子供は育つよ」と言ってくれた。その言葉に、どれだけ救われたか分からないと言います。

A型女性の愛情と心配性

一方、A型の女性はどうでしょう。真面目で、きちんとしていて、相手のことを細やかに気遣う。これは本当に素晴らしい長所です。でも時には、その真面目さが相手を息苦しくさせてしまうこともあるんですよね。

70歳の男性の話です。彼はB型で、奥さんはA型。結婚して最初の頃、妻の細やかな気遣いに感動したそうです。朝起きると朝食がきちんと並んでいる、シャツはいつもパリッとアイロンがかけられている、スケジュール帳には家族の予定がびっしり書き込まれている。

「最初は『なんて素晴らしい妻なんだ』と思いました。でもね、だんだん窮屈に感じることもあったんです」と彼は正直に話してくれました。妻は夫の健康を気遣うあまり、食事の内容を細かくチェックしたり、タバコを吸おうとすると心配そうな顔をしたり。夫が友人と飲みに行くと言えば「何時に帰るの?」「誰と行くの?」と詳しく聞きたがる。

彼にとっては、それが愛情だと分かっていても、時々「もう少し自由にさせてくれよ」と思ったそうです。でも今振り返ると、妻のその細やかな気遣いが、自分の健康を守ってくれていたことに気づくんだそうです。

「あの人が厳しく管理してくれたおかげで、今も元気でいられる。若い頃は煙たく感じたけど、今では感謝しかないですね」。彼の言葉には、長年連れ添った者だけが分かる深い愛情が込められていました。

若い頃の衝突と歩み寄り

B型男性とA型女性の夫婦は、若い頃は本当に衝突が多かったという話をよく聞きます。自由でマイペースな夫と、きちんと計画を立てたい妻。水と油のような関係に見えて、実は長い年月をかけて、お互いに歩み寄っていくんですね。

65歳の女性の体験談です。彼女の夫は典型的なB型で、若い頃は本当に困らされたと言います。デートの約束も平気で忘れる、結婚記念日を覚えていない、家族旅行の計画を立てても「その時の気分で決めよう」と言う。

几帳面なA型の彼女は、夫のこの態度に何度も涙を流したそうです。「私のことを大切に思っていないんじゃないか」「もっと真面目に家族のことを考えてほしい」。そんな思いを抱えながら、何度も話し合いを重ねました。

でも面白いことに、話し合いを重ねるうちに、お互いの価値観の違いに気づいていったんです。夫にとっては「約束を忘れる=愛情がない」ではなかった。ただ単に、そういうことに意識が向かないだけだったんです。一方、妻にとっては「きちんとする=愛情表現」だった。つまり、愛情の示し方が全く違ったんですね。

それに気づいてから、二人は歩み寄り始めました。妻は夫に「大切な予定はメモして」と具体的に伝えるようになり、夫は妻の計画をできるだけ尊重するよう努力した。完璧ではないけれど、少しずつ、お互いのやり方を理解していったそうです。

今では「あの人はああいう人だから」と笑って許せるようになったと言います。そして夫の自由な発想が、時には自分を楽にしてくれることも分かった。一方、夫も妻の几帳面さが、実は家族を守ってくれていることに気づいたんです。

ちょっと面白い話をしましょう。実は江戸時代には血液型なんて概念はなかったわけですが、夫婦の相性については色々な考え方がありました。陰陽五行説というのをご存知ですか。「火と水」「陽と陰」のように正反対の要素が組み合わさることで、バランスが取れるという考え方です。

B型とA型の組み合わせも、まさに陰陽のバランスなのかもしれませんね。自由と秩序、情熱と安定、変化と継続。正反対だからこそ、お互いを補い合える。昔の人も、そういう夫婦の在り方を理解していたのかもしれません。

定年後の新しい関係性

さて、定年を迎えて夫婦で過ごす時間が増えると、また新しい課題が出てきます。B型の夫は相変わらず自由で、その日の気分で行動したい。A型の妻は二人の生活をきちんと計画したい。この違いが、定年後に改めて表面化することがあるんです。

72歳の夫婦の話です。夫が定年退職して、妻は「これからは二人でゆっくり旅行でも」と楽しみにしていました。旅行会社のパンフレットを集めて、行きたい場所をリストアップして、夫に相談したそうです。

ところが夫の反応は「うーん、別に今決めなくてもいいんじゃない?」。妻はがっかりしました。「せっかく二人の時間ができたのに、あの人は私と一緒に計画を立てる気がないのかしら」と落ち込んだそうです。

でもある日、夫が突然「今日、天気がいいから温泉でも行かない?」と提案してきました。妻は戸惑いながらも、思い切って出かけてみることに。予約も何もしていない、行き当たりばったりの旅。でもそれが意外にも楽しかったんです。

計画通りに動くことに慣れていた妻にとって、こんな自由な旅は新鮮でした。立ち寄った道の駅で地元の食材を買って、「これ美味しそう」と二人で試食して笑い合う。予定を気にせず、気の向くままに動く開放感。

この経験から、妻は「計画も大切だけど、たまには夫のやり方に任せてみるのも悪くない」と思うようになりました。一方、夫も「妻の計画があるから、普段の生活が成り立っているんだな」と改めて気づいたそうです。

今では「計画する旅」と「行き当たりばったりの旅」を交互に楽しんでいるそうです。お互いの良さを認め合えるようになったんですね。

孫世代に伝えたい血液型の話

私たちの世代が孫世代と話をしていると、やはり恋愛の話題になることがあります。「おばあちゃん、彼の血液型がB型なんだけど、相性ってどうなのかな」なんて相談されることも。

そんな時、私たちはどう答えるでしょうか。「血液型なんて関係ないわよ」と言うのは簡単です。でも長年の経験から言えることがあります。それは「違いがあることは、決して悪いことじゃない」ということ。

67歳の女性は孫娘にこう伝えたそうです。「血液型が違うということは、考え方も違う、感じ方も違うということ。それは最初は大変かもしれない。でもね、違うからこそ、お互いに学べることがたくさんあるのよ」

「おばあちゃんとおじいちゃんも、若い頃はよく喧嘩したわ。でも50年経った今、あの人の良さがようやく分かってきた。違いを受け入れることが、愛することなのかもしれないわね」

この言葉に、孫娘は「そっか、違いは悪いことじゃないんだね」と安心したそうです。血液型占いの本当の意味は、相手を型にはめることじゃなくて、「人はそれぞれ違う」ことを楽しく理解するためのツールなのかもしれませんね。

心理学と脳科学から見る性格の違い

少し科学的な話もしましょう。最近の研究では、血液型と性格に直接的な関係は証明されていないそうです。でも面白いことに、人の性格には「安定を求めるタイプ」と「刺激を求めるタイプ」が確かに存在するんだそうです。

脳内の神経伝達物質の違いで、ある人は安心感を重視し、ある人は新しい経験を求める。これは血液型とは関係ないかもしれませんが、私たちが「A型的」「B型的」と呼んでいる性格の違いは、実際に存在するということですね。

大切なのは、どちらが正しいとか、どちらが優れているとかではないということ。ただ違うだけ。そして夫婦というのは、その違いを認め合い、補い合いながら生きていく関係なんです。

A型的な妻の計画性が家庭を安定させ、B型的な夫の柔軟さが家庭に変化と楽しさをもたらす。どちらも必要で、どちらも大切。長年連れ添うということは、そのバランスを見つけていく過程なのかもしれません。

晩年になって分かる相手の大切さ

70代、80代になると、また違った形でパートナーの大切さが分かってきます。若い頃は「性格が合わない」「考え方が違う」と思っていたことが、今ではお互いを支える力になっているんです。

75歳の男性の話です。最近、少し体調を崩して入院したそうです。その時、妻のありがたさが身に染みたと言います。毎日病院に通って、着替えを持ってきてくれて、医者の話をメモして、退院後の生活の計画を立ててくれた。

「若い頃は『細かいな』と思っていた妻の性格が、今は本当にありがたい。あの几帳面さがなかったら、自分は今頃どうなっていたか分からない」と彼は語ります。

一方、妻も夫の存在の大きさに気づいたそうです。自分が落ち込んでいる時、夫が「まあ、何とかなるさ」と言ってくれる。その楽観的な姿勢に、どれだけ救われてきたか。夫の自由な発想が、時には自分を縛っていた固定観念から解放してくれた。

「若い頃は腹が立つこともたくさんあったけど、今思えば、あの人がいてくれて良かった。私たち、違うからこそうまくいったのかもしれないわね」

こんな言葉を聞くと、血液型の相性なんて、本当は大した問題じゃないんだなと思います。大切なのは、相手の違いを認めて、尊重して、時には笑い飛ばして、長い時間をかけてお互いを理解していくこと。それが夫婦なんですね。

実際の体験から学ぶこと

周りの友人たちからも、色々な話を聞きます。B型の夫とA型の妻という組み合わせの夫婦は、確かに若い頃は大変だったと言います。でも不思議と長続きしているんです。

ある夫婦は、役割分担がうまくいったそうです。妻が家計を管理し、夫は大きな決断をする。妻が日常の細かいことを整え、夫が時々サプライズを用意する。お互いの得意分野を活かすことで、バランスの取れた家庭になったと言います。

別の夫婦は、定年後に趣味を分けたそうです。妻は編み物やガーデニング、夫は釣りやゴルフ。お互いに自分の時間を持つことで、一緒にいる時間がより楽しくなった。「昔は四六時中一緒にいなきゃと思っていたけど、それぞれの時間を持つことの大切さが分かった」と話していました。

また別の夫婦は、旅行のスタイルで妥協点を見つけたそうです。妻が計画を立てるけれど、余白の時間も作る。夫は妻の計画を尊重するけれど、時々思いつきの提案もする。完璧な計画も、完全な自由も求めず、中間を探ったんですね。