「え?おばあちゃんがスマホゲームで私より高得点?」
そう驚く孫の声が、最近の家庭で珍しくなくなっています。デジタル機器に縁遠いと思われがちな高齢者の方々が、実はスマホゲームの世界で新たな喜びを見つけ始めているのです。
私は長年、シニア向け雑誌で活動してきましたが、ここ数年で読者からの「アプリで生活が変わった」という体験談が急増しています。単なる暇つぶしではなく、認知機能の維持や、家族との新たな絆づくりに一役買っているのです。
脳がイキイキ!「脳トレ系ゲーム」の魅力
「朝起きて顔を洗うように、毎日15分のゲームが日課になりました」
78歳の山田さんは、Lumosityというアプリを使い始めて半年。最初は孫に勧められて渋々始めたそうですが、今では数字記憶ゲームの達人です。
「昨日より2点上がった!」と家族に報告する姿が日常風景になり、会話も自然と増えたといいます。特に嬉しいのは、「おばあちゃん、すごいね!」という孫からの素直な称賛。その一言が、次の日も挑戦する原動力になっているそうです。
記憶力や計算力を鍛えるミニゲームが豊富な脳トレアプリは、シンプルな操作性が高齢者に人気です。もしもあなたの大切なご家族にも試してもらいたいなら、最初の数日は隣でサポートしてあげることをお勧めします。意外とすぐに「もう大丈夫よ」と言われるかもしれませんよ。
「パズルゲーム」で指先スイスイ、心もワクワク
「リタイア後、時間が余るようになって…でも今は足りないくらいです(笑)」
70歳の佐藤さんは、キャンディークラッシュというカラフルな色合わせゲームに夢中です。指先でスワイプする単純な操作なのに、「レベル100まで来た!」と近所の友人にも自慢しているそうです。
「最初は孫のスマホで見よう見まねでやってみたんです。今では逆に私からコツを教えてあげることも」と佐藤さん。家族の集まりでも、「おじいちゃんの最高レベルはいくつ?」という会話が生まれるようになったとか。
あなたは考えたことがありますか?マッチ3パズルは単純そうに見えて、実は空間認識能力や戦略的思考を刺激します。しかも達成感を得やすいので、高齢者の方々の「もう一回」という意欲を引き出す効果があるのです。
伝統が現代に甦る「将棋・囲碁アプリ」
「昔は近所に囲碁仲間がいたけど、今はもういない。でもアプリのおかげで全国に新しい友達ができました」
82歳の鈴木さんは、将棋ウォーズを毎日楽しんでいます。彼にとって魅力は、「いつでも相手がいる」という点。わざわざ誰かと約束して会う必要がなく、気が向いた時に対局できる便利さが嬉しいそうです。
「負けると悔しいですよ。でも次は勝ってやろうって思う。その気持ちが大事なんだと思います」と鈴木さん。対戦相手の年齢を知ることはないけれど、時々若い人と対戦していると思うと嬉しくなるそうです。
考えてみれば、将棋や囲碁は日本の高齢者にとって馴染み深いゲーム。それをデジタル化することで、相手を探す手間なく楽しめるようになりました。これぞテクノロジーの素晴らしさではないでしょうか?
ゆったり楽しむ「箱庭ゲーム」の世界
「焦らなくていいのが、私には合っているのよ」
65歳になったばかりの田中さんは、どうぶつの森ポケットキャンプで自分だけの素敵な空間づくりを楽しんでいます。最初は「スマホゲームなんて若い人のもの」と思っていた彼女。友人に勧められるまま始めてみたところ、予想外にハマってしまったそうです。
「キャンプ場に花を植えたり、家具を並べ替えたり。誰にも急かされずに自分のペースでできるのがいいわ」と田中さん。時には現実の部屋の模様替えのヒントにもなるとか。
箱庭ゲームの魅力は、その「のんびり感」にあります。高齢者にとって、せかせかしたゲームはストレスになりがち。でも自分のペースで進められるゲームなら、楽しみながら創造性を発揮できるのです。あなたやお子さんとの共通の話題にもなりますよ。
日常に役立つ「シンプルなクイズゲーム」
「昔のドラマの主題歌が流れてきたときは、思わず口ずさんでしまいましたよ」
73歳の高橋さんは、認知症予防アプリのクイズに挑戦中です。お金の計算や時計の読み方など実生活に役立つ問題に加え、昭和時代の歌や出来事に関するクイズも登場するそうです。
「若い子には分からないだろうなぁ」と得意げに話す父親の姿を見て、娘さんは「久しぶりに父の自信に満ちた表情を見た」と感動したと言います。
クイズゲームの素晴らしさは、「知識」という年齢を重ねた方々の強みを生かせる点にあります。経験豊富な高齢者だからこそ答えられる問題が多く、それが自信につながるのです。お孫さんと一緒にやれば、「昔はね…」という会話も自然と生まれますよ。
高齢者がアプリゲームを楽しむためのポイント
初めてのアプリ選びで迷ったときは、ぜひ以下のポイントを参考にしてみてください。
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操作性を重視する: 複雑な操作は避け、タップやスワイプだけで遊べるものを選びましょう。画面の文字が大きいものも◎。
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ペースを考える: 時間制限が厳しいゲームはストレスになることも。自分のペースで進められるゲームがおすすめです。
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興味に合わせる: パズル、クイズ、将棋…昔から好きだったものに関連したゲームなら、親しみやすいでしょう。
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最初は一緒に: 導入時は家族が隣でサポートしてあげると、不安なく始められます。「やり方を教えて」と頼むのも、世代間交流の良いきっかけになります。
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広告が少ないものを: 突然表示される広告は混乱の原因に。広告が少ないアプリか、有料でも広告なしのものを選ぶと安心です。
新しい扉を開く勇気
「私なんかに無理」という声をよく聞きます。でも、勇気を出して一歩踏み出した高齢者の方々は、新しい世界の楽しさに気づくことが多いのです。
最初は孫や子どもに教えてもらうことから始めましょう。「教えてくれる?」という一言が、世代間の新しいコミュニケーションを生み出します。「おばあちゃんに教える」という経験は、お孫さんにとっても貴重な経験になるはずです。
心と脳の若さを保つ秘訣
アプリゲームは単なる暇つぶしではありません。脳を活性化させ、新しいことに挑戦する喜びを与え、そして何より家族との会話を増やしてくれるものです。
「最近、母が笑うようになった」 「父が自分から話すようになった」
そんな嬉しい変化を感じている家族は少なくありません。あなたの大切な人にも、この小さな「デジタルの扉」を開いてみませんか?きっと予想以上の喜びが待っていることでしょう。
今日から始める一歩が、明日の笑顔につながります。さぁ、一緒にアプリゲームの世界を探検してみましょう!