「孫を預かりたくない」と感じるのは普通のこと
「孫は可愛いけれど、正直なところ、預かるのは気が進まない……」そう思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
世間では「おばあちゃん・おじいちゃんは孫の世話をするもの」という風潮が根強くあります。しかし、実際には体力的な問題、生活リズムの変化、自由な時間の確保といった理由から、預かることに抵抗を感じる人も少なくありません。
それでも「断ったら冷たいと思われるのでは?」「娘や息子との関係が悪くなったらどうしよう」と悩んでしまうものです。ですが、大切なのは無理をしないこと。孫を預かることは義務ではありません。むしろ、ストレスを抱えたまま預かるよりも、自分の気持ちを正直に伝えることの方が、家族関係を良好に保つためには大切なのです。
では、どのように「預かりたくない」という気持ちを伝えたらよいのでしょうか?また、どんな工夫をすれば、家族の負担になりすぎずに関係を続けられるのでしょうか?具体的な方法を考えていきましょう。
なぜ「孫を預かりたくない」と感じるのか?
「孫を預かるのは大変だ」と感じる理由は人それぞれですが、よくある理由をいくつか挙げてみます。
1. 体力や健康面の不安
「孫は可愛いけど、体力的にきつい……」
小さな子どもはエネルギーの塊です。一緒に遊ぶのも、食事の世話をするのも、目を離せない時間が続くのも、すべてが体力を必要とします。年齢を重ねるごとに「少しの時間なら大丈夫だけど、一日中は無理」という気持ちになるのは当然のことです。
2. 自分の時間を大切にしたい
「老後は自分の好きなことを楽しみたい」
退職後、ようやく自由な時間ができたのに、孫の世話で手いっぱいになってしまうのは避けたいもの。趣味を楽しんだり、友人と過ごしたり、ゆっくりとした時間を大切にしたいという気持ちは、決してわがままではありません。
3. 責任感の重さ
「もし何かあったら……」
孫を預かると、ちょっとした怪我でも「自分のせいでは?」と不安になります。小さな子どもは思いもよらぬ行動をするもの。転んだり、物を口に入れたりと、予測不能な出来事が多い中で、常に気を張っているのは大きな負担になります。
4. 頻度や頼み方に不満
「毎回のように頼まれると負担に感じる」
たまに孫と過ごすのは楽しくても、「毎週末」「平日も頻繁に」となると話は別です。親の都合ばかり優先され、「ありがとう」の一言もないと、どんどん負担が積み重なってしまいます。
こうした気持ちを抱えたままでは、いずれストレスが溜まり、家族関係にも影響を及ぼしかねません。そこで、無理なく孫と関わるための工夫を考えてみましょう。
「預かりたくない」気持ちを上手に伝える方法
「孫を預かれない」と言うのは気が引けるかもしれませんが、適切な伝え方をすれば、関係を損なうことなく理解してもらうことができます。
1. 正直に気持ちを伝える(優しく)
「角が立たないように、理由を添えて伝える」
例:
「孫ちゃんは本当に可愛いんだけど、最近疲れやすくてね。もう少し回数を減らしてもらえると助かるな。」
このように、愛情を示しつつ、自分の状況を説明すると、相手も理解しやすくなります。
2. 預かる頻度や時間を調整する
「完全に断らず、折衷案を出す」
例:
「午前中だけなら大丈夫だよ。」 「月に1回ならいいよ。」
負担にならない範囲で条件をつけることで、無理なく孫と関わることができます。
3. 代替案を出す
「他のサポート方法を提案する」
例:
「預かるのは難しいけど、ベビーシッター代を少し負担するよ。」 「一緒にお出かけするのはどう?」
直接預かるのが難しくても、他の方法でサポートすることを伝えると、相手も納得しやすくなります。
4. 家族で話し合う
「役割分担を相談する」
例:
「私だけで抱えるのはちょっと大変だから、みんなで協力しようね。」
親族全体で負担を分散することで、誰か一人に過度な負担がかかることを防げます。
5. 自分の予定を優先する
「その日は予定がある」と伝える
例:
「その日は病院の予約があってね。」 「友達と約束があるの。」
無理をしないことが、結果的に家族との関係を良好に保つ秘訣です。
まとめ:無理せず、心地よい関係を築こう
孫との時間は確かにかけがえのないものですが、それは「義務」ではありません。無理をすれば、疲れやストレスが溜まり、結果的に孫との時間が楽しくなくなってしまいます。
大切なのは、自分の気持ちを大切にしつつ、家族と良い関係を築くこと。「預かる・預からない」の二択ではなく、負担を減らしながら関わる方法を探すことで、無理のない距離感を作ることができます。
そして何より、自分の時間も大切にしてください。あなたが心地よく過ごせることが、結果的に家族全体の幸せにもつながるのです。