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50代からの夫婦生活を輝かせる秘訣第二の恋愛を始める方法

50代になると、いろいろなことが変わってきますよね。お子さんが独立されて家が静かになったり、親御さんの介護が始まったり、仕事では責任ある立場になったり。体調の変化を感じることも増えてくる年代です。

そんな中で、ふと気づくと夫婦の会話が減っていた、なんてことはありませんか?「今日どうだった?」「いつも通りだよ」という短いやり取りだけで一日が終わってしまう。そんな日々を送っている方も多いのではないでしょうか。

でもね、実は50代というのは、「第二の恋愛が始まる年代」とも言われているんですよ。長年連れ添ったパートナーとの関係を見直して、新しい形の愛情を育てていける、そんな素敵な時期なんです。

今日は、50代からの夫婦生活をもっと豊かにするための秘訣を、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

50代の夫婦が直面する、ちょっとした壁

まず、多くの50代夫婦が経験する変化について、お話ししましょう。

一番多いのは、やはり会話が減ってしまうこと。長年一緒にいると、言わなくても分かるようになる部分もあるのですが、その反面、相手に興味が薄れてきてしまうこともあるんですよね。朝起きて「おはよう」、仕事から帰って「おかえり」「ただいま」、そしてテレビを見ながら食事をして、「おやすみ」。そんな一日が続いていると、心の距離が少しずつ広がっていってしまうんです。

それから、価値観のズレに気づくこともあります。お子さんがいる間は、子育てという共通の目標があったので、多少の違いは気にならなかったかもしれません。でも二人だけの生活に戻ると、「あれ、私たち、こんなに話が合わなかったっけ?」と感じることもあるんですよね。

体調の変化も大きな要素です。特に女性は更年期を迎える時期で、気分の浮き沈みや体のだるさを感じることが増えます。男性も、以前ほど体力がなくなったと感じることがあるでしょう。こうした変化は、夫婦のスキンシップにも影響してきます。手をつなぐことも、肩に触れることも、なんとなく遠慮してしまう。そうすると、心の距離も広がってしまうんです。

経済的な不安も、50代特有の悩みですよね。老後の資金は大丈夫だろうか、親の介護にどれくらいかかるだろうか、まだ残っている住宅ローンは完済できるだろうか。こうした不安は、お金に対する価値観の違いとして表面化することもあります。

私の知り合いの夫婦も、この時期に大きな壁に直面していました。奥さんは老後のために節約したいと考えているのに、ご主人は「人生一度きりだから楽しもう」と旅行に行きたがる。お互いに相手の気持ちが理解できなくて、次第に会話が減っていったそうです。

でも、だからこそ素敵なチャンスなんです

ここまで読んで、「ああ、うちもそうだわ」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。でも安心してください。こうした課題があるということは、それだけ改善の余地があるということなんです。

50代は、人生の折り返し地点を過ぎた時期。でも、まだまだこれからです。お子さんが独立して、やっと二人の時間が持てるようになった。仕事も一段落して、少し余裕が出てきた。そんな今だからこそ、パートナーとの関係を見直して、新しい形の愛情を育てていけるんです。

昔、恋人だった頃のことを思い出してみてください。相手の話を一生懸命聞いて、小さなことでも「ありがとう」と伝えて、一緒にいることが楽しくて仕方がなかったあの頃。あの頃の気持ちは、実はちょっとした工夫で取り戻すことができるんですよ。

相手の話を、もう一度ちゃんと聴いてみる

夫婦関係を良くするための一番の秘訣は、「聴く」姿勢を取り戻すことです。

「聞く」じゃなくて「聴く」。この違い、分かりますか?「聞く」は耳に入ってくる音を受け取るだけ。でも「聴く」は、心を込めて相手の言葉を受け止めることなんです。

パートナーが話しているとき、つい「でも」とか「そうじゃなくて」とか言いたくなることってありますよね。特に長年一緒にいると、相手が何を言いたいのか、話の途中で分かったような気になってしまう。でも、そこをぐっとこらえて、最後まで聴いてみるんです。評価しないで、アドバイスしないで、ただ聴く。

これ、意外と難しいんですよね。でも、これができるようになると、相手は「この人は私のことを理解してくれている」と感じるんです。そして、それが愛情の再確認につながっていくんですよ。

「ありがとう」の魔法

もう一つ、とても大切なのが、感謝の言葉を伝えること。

「今さら『ありがとう』なんて照れくさい」と思われるかもしれませんね。長年一緒にいると、やってもらって当たり前、という感覚になってしまいがちです。でも、その「当たり前」を見直してみてください。

朝ごはんを作ってくれること。ゴミを出してくれること。洗濯物を干してくれること。仕事に行ってくれること。そうした一つ一つは、本当は当たり前じゃないんですよね。相手がいてくれるから、支えてくれるから、今の生活があるんです。

「ありがとう」は、好意の再確認です。毎日一つでいいから、感謝の気持ちを言葉にしてみてください。最初は照れくさいかもしれません。でも、それが習慣になると、不思議と夫婦の雰囲気が変わってくるんですよ。

ちょっと面白い話をさせてください。私の友人のご夫婦、結婚30年を過ぎた頃から、毎朝「今日も一日よろしくね」と声をかけ合うようになったそうなんです。きっかけは、奥さんが朝のニュース番組で見た「朝の挨拶が大切」という特集だったとか。最初はご主人も「何を今さら」という感じだったそうですが、毎日続けていたら、ある朝奥さんが風邪で寝込んでしまって、その挨拶ができなかったんです。そうしたら、ご主人がすごく寂しく感じて、「この一言が、毎日の活力になっていたんだ」と気づいたそうなんですよ。小さな習慣が、大きな絆になっているんですね。

新しい共通体験を作ってみる

50代からの夫婦生活を豊かにするもう一つの秘訣は、新しい共通体験を作ることです。

お子さんがいる間は、子どもの話題が中心でしたよね。でも、独立してしまうと、共通の話題が減ってしまう。だからこそ、意識して新しい話題を作っていくんです。

週末の散歩でもいいんですよ。近所を二人でぶらぶら歩く。それだけで、「あそこに新しいお店ができたね」とか「あの花、綺麗だね」とか、自然と会話が生まれます。

新しい趣味を始めるのもいいですね。一緒に料理教室に通ったり、園芸を始めたり、写真を撮りに出かけたり。何か新しいことに二人で挑戦すると、若い頃のようなドキドキ感が戻ってくるんです。

旅行の計画を立てるのもお勧めです。実際に行けなくてもいいんですよ。「退職したらあそこに行きたいね」「温泉でのんびりしたいね」と話すだけで、未来への希望が生まれて、二人の絆が深まります。

新しい刺激は、初恋のような感覚を呼び戻してくれるんです。長年連れ添ったパートナーでも、新しい一面を発見できる。それが、第二の恋愛の始まりなんですよ。

文字にすると、素直になれる

ちょっと意外かもしれませんが、手紙やメッセージを活用するのも効果的です。

「今さら手紙なんて」と思われるかもしれませんね。でも、面と向かっては言えない気持ちも、文字にすると素直に伝えられることってあるんです。

長い手紙じゃなくていいんですよ。メモ用紙に一言、「いつもありがとう」と書いて置いておくだけでも、相手は嬉しいものです。スマートフォンを使っているなら、短いメッセージを送るのもいいですね。

文章は、気持ちがまっすぐ伝わる素敵なツールです。声のトーンや表情に左右されないから、純粋に言葉の意味だけが届く。それが、相手の心に深く響くんです。

週に一度の、二人だけの時間

そして、できれば週に一度、「夫婦時間」を作ってみてください。

これは、お子さんや仕事の話を抜きにした、純粋に二人だけの時間です。カフェでお茶を飲むでもいいし、家でゆっくり話すでもいい。大切なのは、「夫」「妻」という役割を離れて、一人の男性と一人の女性として向き合う時間を持つことなんです。

最初はぎこちないかもしれません。「何を話せばいいんだろう」と戸惑うこともあるでしょう。でも、それでいいんです。そのぎこちなさも含めて、新しい関係を作っていく過程なんですから。

デートの再開は、恋愛の再スタートです。若い頃のように、相手のことを知りたい、楽しい時間を共有したい、という気持ちを思い出してみてください。

実際にあった、心温まるお話

ここで、実際に夫婦関係を改善された方々のお話をご紹介させてください。

57歳の和子さんは、息子さんが就職して家を出てから、ご主人との会話がめっきり減ってしまったそうです。朝は「行ってきます」「いってらっしゃい」、夜は「おかえり」「ただいま」。それだけ。食事中もテレビを見ているだけで、顔を合わせて話すことがほとんどなくなっていました。

和子さんは、このままではいけないと思い、ある日思い切ってご主人にお弁当を持たせる時、小さなメモを入れたんです。「いつも頑張ってくれて、ありがとう」と。

その日の夜、ご主人が帰ってきて、照れくさそうに「メモ、読んだよ」と言ってくれたそうです。そして、「こちらこそ、毎日弁当作ってくれてありがとう」と。

それから、二人は少しずつ会話を増やしていきました。今では毎朝、コーヒーを飲みながら10分ほど話す時間を作っているそうです。たった10分ですが、その時間があるだけで、一日が全然違うんだとおっしゃっていました。和子さんは「あの小さなメモ一枚が、私たちの関係を変えてくれた」と、嬉しそうに話してくださいました。

次は60歳の健一さんのお話です。健一さんは定年を迎えて、毎日家にいるようになったのですが、奥さんとの関係がうまくいかなくなってしまったんです。奥さんは奥さんで、長年自分のペースで家事をしてきたのに、急にご主人が家にいるようになって戸惑っていたんですね。

ある日、奥さんがイライラしながら「もう!」と言って、台所で立ち尽くしていたそうです。健一さんは、何か言おうとしたのですが、ふと思いとどまって、ただ隣に座って黙って待っていたんです。

しばらくして、奥さんがぽつりぽつりと話し始めました。日々の不安や、将来への心配、体の不調のこと。健一さんはただ聴いていました。アドバイスもせず、否定もせず、ただ聴いていた。

話し終わった後、奥さんが涙を流しながら「ごめんね、聞いてくれてありがとう」と言ったそうです。健一さんも「いや、こっちこそごめん。もっと早く話を聴くべきだった」と。

それから、二人は毎晩寝る前に、今日あったことを話し合う時間を作るようになりました。健一さんは「妻の話を聴くだけで、こんなに関係が良くなるなんて思わなかった」と驚いていらっしゃいました。

最後は53歳の真司さんのお話です。真司さんご夫婦は、長年のすれ違いで、ほとんど口もきかない状態になっていました。同じ家に住んでいても、別々の部屋で寝て、別々に食事をする。まるで他人のような生活でした。

でも、真司さんには後悔があったんです。「本当は、妻ともう一度やり直したい」と。そこで、勇気を出して、「週に一度だけ、一緒にお茶を飲まないか」と提案したそうです。

最初、奥さんは戸惑っていました。「今さら何を」という気持ちもあったでしょう。でも、真司さんの真剣な様子を見て、「じゃあ、日曜日の朝だけ」と承諾してくれたんです。

最初の数週間は、本当にぎこちなかったそうです。お互い、何を話していいか分からない。でも、真司さんは諦めませんでした。毎週日曜日の朝、リビングでコーヒーを淹れて、奥さんを待つ。

3ヶ月くらい経った頃でしょうか。ふと、奥さんが昔の思い出話を始めたんです。「そういえば、結婚したばかりの頃、あなたがよくコーヒーを淹れてくれたわね」と。真司さんも「そうだったね」と答えて、そこから会話が弾み始めました。

今では、週に一度のお茶の時間が、二人にとってかけがえのない時間になっているそうです。最近は、「来年の春、どこか旅行に行かないか」という話も出ているとか。真司さんは「諦めなくて本当に良かった」としみじみおっしゃっていました。

相手を、もう一度知り直してみる

50代からの夫婦生活を豊かにするために、一番大切なことは何でしょうか。

それは、相手を「知り直す」つもりで接することだと思います。

長年一緒にいると、「もう相手のことは全部知っている」と思いがちです。でも、人は変わっていくものです。50代の今の相手は、20代で結婚した頃の相手とは違う人なんです。経験を重ね、考え方も変わり、好みも変わっている。

だからこそ、「この人は今、何を考えているんだろう」「今、何が好きなんだろう」と、改めて興味を持ってみるんです。新しい恋人と接するように、相手の変化に気づいて、褒めてあげる。

小さなスキンシップも大切です。手をつなぐ、肩に触れる、そんな些細なことが、心の距離を縮めてくれます。最初は照れくさいかもしれませんが、少しずつでいいんです。

過去の思い出を一緒に振り返るのもいいですね。昔のアルバムを見ながら、「あの時は楽しかったね」と話すだけで、当時の気持ちが蘇ってきます。

そして、未来の計画を一緒に立ててみてください。老後はどこに住みたいか、どんな生活をしたいか、どこに旅行に行きたいか。そういう話をすることで、「この人と一緒に未来を作っていくんだ」という実感が湧いてくるんです。