「もう60代だし、今さら新しい友達なんて」って思っていませんか?いえいえ、そんなことはありません。実は今、60代70代で新しい友人を作って、人生がガラリと変わったという方がたくさんいらっしゃるんです。
定年退職して時間ができた方、お子さんが独立して手が離れた方、あるいは長年連れ添ったパートナーを亡くされた方。人生の節目を迎えたこの時期だからこそ、新しいつながりが人生を豊かにしてくれるんですよ。
今日は、そんな60代からの友達づくりのコツを、実際の体験談を交えながらお伝えしていきますね。
なぜ今、新しい友達が必要なの?
まずね、「今まで友達はいたし、これからも同じでいい」って思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、考えてみてください。
若い頃の友人は素晴らしい財産です。でも、環境が変わると、どうしても疎遠になることもありますよね。お互い忙しくなったり、遠くに住んでいたり、あるいは健康上の理由で会えなくなったり。
そして何より、今のあなたと共通の趣味や関心を持つ人と出会うことで、毎日がぐっと楽しくなるんです。
私の知り合いの68歳くらいの女性がいるんですが、長年専業主婦として家族のために尽くしてこられた方でした。お子さんが独立し、ご主人も定年退職。二人の時間が増えたのはいいんですが、なんだか毎日が単調に感じられて、ぽっかりと心に穴が開いたような気持ちになったそうです。
「私の人生、これからどうしたらいいんだろう」って、朝起きても何もやる気が起きない日が続いたんだそうです。そんな時、近所の公民館で開かれている書道教室のチラシを見かけたんですね。
「若い頃、少しだけ習っていたな」という思い出があって、恐る恐る教室の扉を開いてみたそうです。そこで出会った同世代の女性たちとすっかり意気投合。書道の腕前はもちろん上達したんですが、それ以上に「毎週会えるのが楽しみな友達」ができたことが、人生を変えたんだそうです。
今では、書道教室の後に一緒にお茶を飲んだり、時には旅行に行ったり。「人生で一番充実している」って、本当に嬉しそうに話してくださいました。
新しい出会いの場所、どこにある?
さて、「新しい友達を作りたいけど、どこで出会えばいいの?」って思いますよね。実は、探してみると意外とたくさんあるんですよ。
まず一番おすすめなのが、地域の公民館やカルチャーセンターです。ここには、本当にいろいろな講座があります。絵画、陶芸、料理、語学、パソコン、ヨガ、太極拳。きっとあなたの興味に合うものが見つかるはずです。
何より素晴らしいのは、同じ趣味を持つ人たちが自然に集まっているということ。最初から共通の話題があるので、会話も弾みやすいんですね。
65歳くらいの男性が、定年後に「何か新しいことを」と思って、陶芸教室に通い始めたんだそうです。最初は「男は自分だけかな」と不安だったそうですが、実際には同世代の男性も女性も楽しく作品づくりをしていて、すぐに打ち解けたんだとか。
今では月に一度、教室のメンバーで窯元巡りに出かけたり、作品を持ち寄って品評会をしたり。「定年後の生きがいができた」と、本当に生き生きとされています。
次におすすめなのが、ボランティア活動です。地域の清掃活動、図書館での読み聞かせ、高齢者施設での活動、子どもたちへの学習支援など、様々な活動があります。
ボランティアの素晴らしいところは、「誰かの役に立っている」という実感が得られること。そして、同じ志を持つ人たちとの出会いがあることです。
70歳くらいの男性が、退職後に地域の公園清掃ボランティアに参加し始めたんです。最初は「体を動かすため」という軽い気持ちだったそうですが、そこで出会った同世代の仲間たちと、清掃後に喫茶店でコーヒーを飲みながら話すのが何よりの楽しみになったそうです。
「妻には言えない愚痴も、ここでは笑い話にできる」って、男同士の友情を育んでいらっしゃいます。
スポーツクラブやウォーキンググループもいいですね。健康維持をしながら友達ができるなんて、一石二鳥です。最近では、シニア向けのプログラムを用意しているスポーツクラブも増えています。
それから、意外と穴場なのが、図書館です。定期的に通っていると、同じ時間帯に来る常連さんと顔見知りになることがあります。読書会などのイベントに参加すれば、本を通じた交流もできますよ。
デジタルツールも味方につけて
「パソコンやスマートフォンは苦手で」という方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、今の時代、デジタルツールを使えると、出会いの幅が本当に広がるんです。
例えば、LINEやFacebookなどのSNS。遠くに住んでいる友達とも気軽に連絡が取れますし、同じ趣味を持つグループに参加することもできます。
63歳くらいの女性が、お孫さんに教えてもらってInstagramを始めたんだそうです。自分で作った料理やお菓子の写真を投稿していたら、同じように料理好きなシニアの方々からコメントが来るようになって。それがきっかけで、オンラインで知り合った方々と実際に会って、料理教室を開くまでになったんだとか。
「最初は写真を投稿するのも緊張したけど、今では毎日が楽しい」って、本当に嬉しそうに話してくださいました。
ここで面白い小話を一つ。72歳の男性が、息子さんに勧められて初めてYouTubeを見始めたんですが、なんと釣りの動画にハマってしまって。コメント欄で他の釣り愛好家の方々と交流するうちに、「じゃあ実際に会って釣りに行きましょう」という話になって。今では月に2回、全国各地から集まった釣り仲間と釣行を楽しんでいるんだそうです。「まさか70過ぎて、こんなに友達ができるとは思わなかった」って、笑いながら話してくださいました。
もちろん、インターネット上での交流には注意も必要です。個人情報は慎重に扱う、最初に会う時は人の多い場所を選ぶなど、基本的な安全対策は忘れずにしてくださいね。
友達づくりで大切な心構え
さて、ここからは友達を作る時の心構えについてお話ししますね。
まず一番大切なのは、「完璧な友達を求めない」ということ。若い頃のように、何から何まで気が合う親友を求める必要はないんです。むしろ、いろいろなタイプの友人がいた方が、人生は豊かになります。
一緒に運動する友達、趣味を楽しむ友達、お茶を飲みながらおしゃべりする友達。それぞれ違った良さがあっていいんですよ。
67歳くらいの女性が、「友達は一人か二人、深い関係の人がいればいい」と長年思っていたそうです。でも、いざその友人が病気で会えなくなった時、「他に誰もいない」という孤独感に襲われたんだとか。
それから少しずつ、いろいろな場所に顔を出すようになって。今では、ヨガ教室の仲間、ボランティアの仲間、ご近所さんとのお茶飲み仲間と、それぞれ違った楽しみ方をしているそうです。「全員に同じことを求めなくていいって気づいたら、友達づくりが楽になった」って教えてくださいました。
次に大切なのは、「自分から声をかける勇気」です。相手から来るのを待っているだけでは、なかなか友達はできません。でも、心配しなくて大丈夫。「こんにちは」「いいお天気ですね」という簡単な挨拶から始めればいいんです。
69歳くらいの男性が、近所の散歩で毎朝同じ時間に会う方がいたそうです。最初は会釈するだけだったんですが、ある日勇気を出して「おはようございます。毎朝お会いしますね」と声をかけたんだとか。
そこから少しずつ会話が生まれて、今では一緒に散歩するようになり、時には朝食を一緒に食べに行く仲になったそうです。「あの時、声をかけて本当によかった」って、しみじみとおっしゃっていました。
そして、忘れてはいけないのが「聞き上手になる」こと。年齢を重ねると、どうしても自分の経験や考えを話したくなるものです。でも、相手の話にも耳を傾けることが、良い関係を築く秘訣なんです。
相手が話している時は、最後まで聞いてあげる。「そうなんですね」「それは大変でしたね」と共感する。これだけで、相手は「この人とまた話したい」と思ってくれるんですよ。
年齢は関係ない!世代を超えた交流も
「やっぱり同世代の友達がいいかな」と思う方も多いでしょう。もちろん、同世代には同世代の良さがあります。同じ時代を生きてきたからこその共通の話題がありますからね。
でも、若い世代との交流も、本当に刺激的で楽しいんですよ。
66歳くらいの女性が、地域のパソコン教室に通い始めた時、講師が30代の若い男性だったんだそうです。最初は「こんな年寄りに教えるの、面倒だろうな」と申し訳なく思っていたそうですが、その講師の方がとても丁寧で優しくて。
パソコンを教わるうちに、その講師の方が趣味で写真を撮っていることを知って、自分が昔撮った写真を見せたんだとか。そこから話が弾んで、今では一緒に写真撮影に出かけることもあるそうです。
「若い人の感性に触れると、自分も若返った気分になる」って、本当に楽しそうにお話しされていました。講師の方も、「人生の先輩から学ぶことが多い」と喜んでくださっているそうです。
失敗を恐れないで
ここまで読んで、「でも、うまくいかなかったらどうしよう」と不安になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
大丈夫ですよ。誰だって最初は緊張するものです。うまく話せなくても、変なことを言っちゃっても、それも含めて人間らしさなんです。
64歳くらいの男性が、初めて参加した地域の麻雀クラブで、緊張のあまりルールを間違えてしまって、みんなの前で大恥をかいたそうです。「もう二度と行けない」と思ったんだけど、次の週に勇気を出してもう一度行ってみたら、みんなが「先週は大変だったね」と笑って迎えてくれて。
「あの失敗があったから、かえって早く打ち解けられた」って、今では毎週の麻雀が何よりの楽しみになっているそうです。
失敗したって、また次がある。それが人生ですよね。
一人の時間も大切に
友達づくりは素晴らしいことですが、だからといって、無理に予定を詰め込む必要はありません。一人でゆっくり過ごす時間も、とても大切なんです。
71歳くらいの女性が、友達ができるのが嬉しくて、毎日何かしらの予定を入れていたそうです。でも、だんだん疲れてきて、体調を崩してしまったんだとか。
それから、週に2日は何も予定を入れない「自分の日」を作るようにしたそうです。その日は家でゆっくり本を読んだり、一人で散歩したり。そうすることで、友達と会う時もより楽しめるようになったんだそうです。
「友達は財産だけど、自分との時間も大切」って、バランスの大切さを教えてくださいました。
健康があってこその友達づくり
友達と楽しく過ごすためには、やはり健康が基本です。無理のない範囲で、体を動かすことを心がけてくださいね。
68歳くらいの男性が、友達と会うのが楽しくて、ついつい飲み過ぎたり食べ過ぎたりしていたそうです。でも、健康診断で注意を受けて、ハッとしたんだとか。
「長く友達と楽しむためには、自分の体を大切にしなきゃ」と気づいて、友達と一緒にウォーキングを始めたそうです。お酒の席も月に2回までと決めて。そうしたら、体調も良くなって、より長く友達と楽しめるようになったんだそうです。