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LINEやメッセージを既読スルーするシニア女性の心理と対処法

スマートフォンの画面を見つめて、ため息をついてしまう。送ったメッセージに「既読」とついているのに、返事が来ない。こんな経験、ありませんか。

最近、お友達から教わったLINEやメッセージアプリ。便利だとは思うけれど、時々こんな困った状況に出くわすことがありますよね。特に、気になっている相手から返事が来ないとき、なんだか落ち着かない気持ちになるものです。

「私のメッセージ、読んでくれたのよね。でも、どうして返事をくれないのかしら」と、何度もスマホを確認してしまう。若い頃なら、こんなこと気にしなかったのに。年を重ねた今だからこそ、相手の気持ちが気になって仕方がない。

今日は、そんな「既読スルー」という現象について、一緒に考えていきたいと思います。相手の心理を理解して、どう対処すればいいのか。人生の先輩であるあなただからこそ、きっと冷静に、そして賢く対応できるはずです。

まず、「既読スルー」って何なのか、改めて確認しておきましょうね。

LINEなどのメッセージアプリでは、相手がメッセージを読むと「既読」という表示が出ます。つまり、相手はあなたのメッセージを確認したということです。でも、そこから返事が来ない。これが「既読スルー」と呼ばれる状態なんです。

昔なら、手紙を送っても返事が来ないことはよくありました。でも、手紙の場合、相手が読んだかどうかは分かりませんでしたよね。今は、読んだことが分かるから、余計に気になってしまうんです。

「私のメッセージ、つまらなかったのかしら」「何か気に障ることを書いてしまったのかしら」と、不安になってしまう気持ち、よく分かります。でも、ちょっと待ってください。既読スルーには、様々な理由があるんですよ。

女性が既読スルーをするとき、どんな心理が働いているのでしょうか。

ひとつは、正直なところ、あまり興味がないというケースです。これは聞きたくない現実かもしれませんが、人と人との関係において、お互いの温度差があることは珍しくありません。

特に、マッチングアプリや趣味のサークルなどで知り合ったばかりの関係では、相手がまだあなたのことをよく知らない段階です。何度かメッセージを交換してみたけれど、「なんだか合わないかも」と感じてしまうこともあります。

でも、これは決してあなたの価値が低いということではありません。ただ単に、相性の問題なんです。長い人生を歩んできたあなたなら、すべての人と仲良くなれるわけではないことを、よくご存知のはずです。

次に、迷っているというケースもあります。

「どう返事をしたらいいのかしら」「この方との関係を、どこまで発展させようかしら」と、相手も悩んでいるんですね。特に、同世代の女性は、若い頃とは違って、慎重に物事を考える傾向があります。

配偶者を亡くされた方や、離婚を経験された方なら、新しい関係を築くことに不安を感じることも多いでしょう。「また傷つきたくない」「子供たちに何て言おう」といった様々な思いが、心の中で渦巻いているかもしれません。

そういう時、すぐには返事ができないんです。あなたのメッセージは読んだけれど、どう答えればいいのか、じっくり考えている最中なのかもしれません。

それから、単純に忙しいというケースもあります。

シニア世代といっても、みなさん本当に活動的ですよね。趣味の会、ボランティア活動、お孫さんの世話、友人との旅行。スケジュールがぎっしり詰まっている方も少なくありません。

メッセージを開いて「あら、〇〇さんからだわ」と思っても、ちょうど出かける直前だったり、料理の途中だったり。「後でゆっくり返事しよう」と思っているうちに、つい忘れてしまうこともあるんです。

私の知り合いに、70歳の元気な女性がいます。彼女は毎日のようにヨガ教室、カラオケ、お茶会と予定が入っていて、スマホを見る時間がほとんどないんだそうです。「LINEを開いても、誰からだったか忘れちゃうのよね」と笑っていました。

悪気があるわけではないんです。ただ、日々の生活に追われているだけなんですね。

ここで、ちょっと面白いエピソードをお話ししましょう。

私の友人の男性が、気になっている女性にメッセージを送ったところ、既読スルーされたそうです。彼は落ち込んで、「もうダメかもしれない」と諦めかけていました。

ところが、1週間後に偶然その女性と図書館で会ったんです。彼女は満面の笑顔で「この前はごめんなさい。実は、老眼鏡を忘れちゃって、メッセージが読めなかったの。既読はついちゃったけど、小さい文字が見えなくて」と言ったそうです。

彼は思わず笑ってしまいました。そして二人は、その場でゆっくりお茶をすることになったんです。既読スルーの理由が、まさか老眼だったなんて。これもシニアならではの、微笑ましいエピソードですよね。

さて、既読スルーされたとき、この関係は終わってしまったのでしょうか。

必ずしもそうとは限りません。状況によっては、まだまだ挽回のチャンスはあるんですよ。

例えば、普段はきちんと返事をくれる方が、たまたま返信してこなかった場合。これは、何か事情があっただけの可能性が高いです。体調を崩していたり、家族の用事があったり、ちょっとしたトラブルに巻き込まれていたり。

そういう時は、焦らずに待つことが大切です。あなたの人生経験から、時には待つことの大切さを知っているはずです。

また、実際に会ったときの態度が良好な場合も、心配する必要はないでしょう。メッセージのやり取りは苦手だけれど、直接会って話すのは好きという方もいます。特にシニア世代は、文字よりも対面でのコミュニケーションに慣れていますからね。

逆に、注意が必要なのは、何度も続けて既読スルーされる場合です。一度だけなら、何か事情があったのかもしれません。でも、毎回のように返事が来ないとなると、残念ながら、あまり関心を持たれていない可能性が高いです。

また、他の人にはちゃんと返信しているのに、自分にだけ返信してこない場合。これも、相手の意思表示かもしれません。共通の友人がいる場合、その友人には返事をしているのに、自分には返事がないとなると、ちょっと寂しいですよね。

実際の体験談を通して、どう対処すればいいのか見ていきましょう。

65歳の男性の話です。彼は、趣味の登山サークルで知り合った女性に好意を持ちました。何度か山に一緒に登って、楽しい時間を過ごしていたんです。

ある日、彼は「次の日曜日、近くの美術館に行きませんか」とLINEで誘いました。女性はすぐにメッセージを読んだようで、既読がつきました。でも、返事が来ません。

1日経っても、2日経っても、音沙汰なし。彼の心は、だんだんと不安でいっぱいになりました。「嫌われてしまったのかな」「軽率だったかな」と、後悔の気持ちが湧いてきました。

でも、彼は焦りませんでした。長年の人生経験から、人にはそれぞれのペースがあることを知っていたからです。彼は、追加のメッセージを送ることはせず、ただ静かに待ちました。

そして3日後、彼は軽い気持ちで「お忙しそうですね。また落ち着いたら、お声がけしますね」とだけ伝えました。相手を責めるでもなく、催促するでもなく、ただ思いやりのある言葉を送ったんです。

すると、その日の夜、女性から連絡がありました。「ごめんなさい。実は母が体調を崩して入院していて、バタバタしていたの。落ち着いたら、ぜひ美術館に行きたいわ」という内容でした。

彼は、待っていて良かったと心から思いました。焦って催促していたら、相手を困らせていたでしょう。その後、二人は美術館デートを楽しみ、今では良い関係を続けているそうです。

彼の心情としては、「若い頃なら、すぐに諦めていたかもしれない。でも、今は相手の事情を想像できる余裕がある」と話していました。年齢を重ねたからこその、成熟した対応だったんですね。

別のケースも見てみましょう。これは、あまりうまくいかなかった例です。

70歳の男性が、友人の紹介で知り合った女性とメッセージのやり取りを始めました。最初は楽しく会話していたのですが、ある日から既読スルーが続くようになりました。

彼は不安になり、「どうしたんですか」「返事をください」「嫌なら正直に言ってください」と、立て続けにメッセージを送ってしまいました。彼の気持ちも分かります。不安で、答えが欲しくて、つい追い詰めるようなメッセージを送ってしまったんですね。

でも、これは逆効果でした。女性は、そのプレッシャーに疲れてしまい、完全に連絡を絶ってしまいました。共通の友人を通じて聞いた話では、「ちょっと忙しかっただけなのに、あんなに責められると怖くなる」と言っていたそうです。

彼は、「焦ってしまった。もっと落ち着いて対応すればよかった」と後悔していました。長い人生を生きてきても、恋愛となると、つい冷静さを失ってしまうこともあるんですね。

もうひとつ、うまく挽回できたケースをご紹介します。

68歳の男性が、趣味の俳句教室で知り合った女性と、LINEで句を共有していました。ある日、彼が送った俳句に対して、女性から3日間も返事が来ませんでした。

彼は心配しましたが、責めることはしませんでした。その代わり、まったく別の話題で軽くアプローチしてみたんです。「先日テレビで面白い番組を見たんですが、ご覧になりましたか」と。

すると女性から、「ごめんなさい、返事を忘れていたわ。その番組、私も見ました」と返信があり、会話が再開しました。彼女は、俳句への返事をどう書けばいいか悩んでいるうちに、時間が経ってしまったそうです。

彼の賢いところは、同じ話題を蒸し返さず、新しい話題で再スタートを切ったことです。相手に逃げ道を作ってあげたんですね。これも、人生経験から学んだ知恵だと言えるでしょう。

では、既読スルーされたとき、どう対処すればいいのでしょうか。

まず、何よりも大切なのは、焦らないことです。

若い人たちは、すぐに返事が来ることを期待しているかもしれません。でも、私たちの世代は、もっとゆったりとしたペースで物事を進めてきましたよね。手紙のやり取りには何日もかかったし、電話も気軽にはかけられませんでした。

その感覚を思い出してください。メッセージを送ったら、最低でも数日間は待ってみましょう。相手にも、様々な事情があるはずです。

そして、執拗に催促しないこと。「返事がない」「どうして無視するんですか」といった追い詰めるようなメッセージは、絶対に送らないでください。相手を不快にさせるだけでなく、あなたの品位も下げてしまいます。

もし1週間ほど経っても返事が来なければ、軽い気持ちで別の話題でメッセージを送ってみてもいいでしょう。「お元気ですか」「最近どうされていますか」といった、プレッシャーのない内容がいいですね。

次のアプローチは、できるだけ軽い話題にしましょう。天気の話、テレビ番組の話、季節の話題など、相手が気軽に返事できる内容がおすすめです。重い話題や、深い質問は避けたほうがいいでしょう。

そして、最も大切なことは、自分の価値を見失わないことです。

既読スルーされると、「自分には魅力がないのかしら」「つまらない人間だと思われたのかしら」と、自信を失ってしまいがちです。でも、それは違います。

あなたは、長い人生を歩んできた、素晴らしい経験と知恵を持った人です。仕事を頑張ってきた人、家庭を守ってきた人、趣味を極めてきた人。それぞれに、誇るべき人生があるはずです。

たった一人の人から返事が来なかったからといって、あなたの価値が下がるわけではありません。人には相性があり、タイミングがあります。今回は縁がなかっただけかもしれません。

あなたの周りを見てください。きっと、あなたを大切に思ってくれる家族や友人がいるはずです。その人たちとの関係を大切にしながら、新しい出会いも楽しんでいけばいいんです。

スマートフォンやメッセージアプリは、便利な道具です。でも、それがすべてではありません。実際に会って話すこと、電話で声を聞くこと、時には手紙を書くこと。様々なコミュニケーションの方法があります。

既読スルーに一喜一憂するよりも、もっと豊かな方法で人とつながることを考えてみてください。あなたの人生経験は、そのための大きな財産になるはずです。

もし、どうしても気になる相手なら、次に会ったときに、さりげなく「この前のメッセージ、見てくれましたか」と聞いてみるのもいいでしょう。直接会って話せば、メッセージだけでは伝わらない温かさや誠実さが伝わります。

年齢を重ねたからこその、落ち着いた対応。焦らず、相手を責めず、でも自分の気持ちは大切にする。そんなバランスの取れた姿勢が、きっと相手の心にも響くはずです。