シニアからのはるめくせかい

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人生の後半で、もう一度訪れた恋が終わってしまった時の寂しさ

「もしかしたら、また元に戻れるかもしれない」そんな淡い期待を抱きながら、あの人の様子をうかがう日々。でもどこか違和感がある。優しいけれど、冷たい。話してくれるけれど、心は閉ざされている。そんな相手の態度に、あなたは今、戸惑っているのではないでしょうか。

今日は、復縁する気のない男性が見せる態度について、一緒に考えていきたいと思います。辛い話かもしれません。でも真実を知ることで、あなた自身が前に進む力になるかもしれません。ゆっくりと、読み進めてくださいね。

私たちの世代は、別れても憎み合うことを良しとしない教育を受けてきました。「人には優しく」「礼儀正しく」「大人として」。そんな価値観が身についています。だからこそ、別れた後の相手の態度が、かえって分かりにくくなるのです。

まず、よく見られる態度の一つ目です。それは、表面的には友好的だけれど、明確な線引きをしている場合です。

趣味の会やカルチャーセンター、地域の活動などで顔を合わせた時、相手は笑顔で挨拶してくれます。世間話もします。「お元気でしたか」「今日は良い天気ですね」そんな会話を交わすこともあるでしょう。

でも、それ以上は決して踏み込んでこない。二人きりになる機会があっても、さりげなく避ける。お茶に誘っても、「今日はちょっと」と優しく断られる。こんな態度に、あなたは混乱するかもしれません。「嫌われているわけじゃなさそうなのに、なぜ?」と。

これは相手なりの優しさなのです。あなたのことを嫌いになったわけではない。一緒に過ごした日々のことも、覚えている。だから敵対したくはない。でも、もう一度恋人に戻る気持ちはない。だから、「良く知った他人」という距離を保とうとしているんです。

新しいトラブルを起こしたくない、という気持ちもあります。変に親しくしたら、あなたに期待を持たせてしまうかもしれない。それは結果的に、あなたを傷つけることになる。だから、友好的でありながら、決して境界線を越えない。そんな態度を取っているのです。

次によく見られるのは、連絡には応じるけれど、自分からは決して連絡してこない、という態度です。

例えば、何か必要があって連絡した時。忘れ物のことや、共通の知人のことなど、用件がある時には、きちんと返事をくれます。礼儀正しく、丁寧に。でも、それだけです。

「お元気ですか」という気遣いのメッセージには返事がない。あるいは、数日後に「元気です」とだけ、そっけない返事が来る。世間話をしようとしても、会話は続かない。

これも、相手なりの配慮なのです。完全に無視するのは、大人として良くないと思っている。長年生きてきた経験から、礼儀というものを大切にしています。だから、必要な連絡には応じる。

でも、個人的な会話を続けることは避けたい。なぜなら、それがあなたに「まだ脈があるかも」という期待を持たせてしまうから。そして、その期待を裏切ることになるのが、申し訳ないと思っているから。

だから、連絡のイニシアチブは一切取らない。あなたからの連絡には、最低限の礼儀として応じるだけ。そういう態度を選んでいるのです。

三つ目の、そして最も明確なサインがあります。それは、新しいお相手の存在を、直接的あるいは間接的に知らせてくる場合です。

最近は、シニア世代でもスマートフォンを使う方が増えましたね。フェイスブックやインスタグラム、LINEなど。そういったSNS、つまりインターネット上の交流の場で、新しいお相手との写真を載せる人もいます。

あるいは、共通の知人を通じて、「新しい方とお付き合いしているらしい」という話が伝わってくることもあるでしょう。

これは、非常に辛いことですが、最も明確な答えでもあります。「もう前に進みました。あなたも前に進んでください」というメッセージなんです。

あなたへの配慮というより、相手自身の新しい人生をスタートさせるための区切り。そう考えた方が良いでしょう。人生の残り時間を考えた時、立ち止まっている余裕はない。そう判断したということです。

そして四つ目。これが一番、心を閉ざされたように感じる態度かもしれません。それは、必要以上に冷静で、感情が全く読めない場合です。

偶然会った時も、動揺した様子が全くない。過去のこと、一緒に過ごした日々のことを話しても、まるで他人事のように淡々と語る。あなたが涙を流しても、怒りをぶつけても、冷静に対処しようとする。

これは相手の心理として、複雑なものがあります。本当は何も感じていないわけではないかもしれません。でも、感情を見せることで、あなたをさらに混乱させたくない。期待を持たせたくない。そういう思いから、あえて冷静を装っているのです。

感情を排除して、まるでビジネスのように接する。それが、相手自身が決別を決意し、前に進むための方法でもあるんです。感情的になってしまったら、自分自身が決心を揺るがせてしまうかもしれない。だから、冷静さという鎧を身につけている。そう考えることもできます。

ここで、少し面白い話をしましょう。私の知人に、昭和一桁生まれの方がいます。その方は若い頃、文通というもので恋愛をしていたそうです。手紙のやり取りだけで、お互いを知り、恋に落ちる。今のSNSでのやり取りと、どこか似ていますよね。

その方が言うには、「昔も今も、人の心は変わらない。でも表現の仕方は時代とともに変わる」と。昔は手紙が来なくなることが別れのサインだった。今はSNSをブロックされたり、既読無視されたりすることがサイン。形は違えど、本質は同じだというのです。

なるほどと思いました。時代が変わっても、人が距離を置きたい時のサインというのは、何かしらの形で現れるものなんですね。

さて、実際の体験談をいくつかご紹介しましょう。これらは、実際に経験された方々のお話です。

まず一つ目は、友好的な壁を感じたというケースです。

60代の女性の話です。離婚して数年後、地域のコーラスサークルで知り合った男性と恋に落ちました。二年ほどお付き合いしましたが、価値観の違いから別れることになりました。

サークルは続けたかったので、別れた後も顔を合わせることになりました。彼はいつも通り、「おはようございます」と挨拶してくれます。サークルの後の食事会でも、普通に話しかけてきます。

でも、以前のように二人だけで話そうとはしません。彼女が「少しお話できませんか」とメッセージを送っても、返事はありません。電話をかけても、出てくれません。

彼女は最初、「まだ傷が癒えていないのかな」と思いました。でも違いました。彼の態度は、「嫌っているわけではないけれど、それ以上は一切求めないで」というメッセージだったのです。

この友好的だけれど冷たい態度に、彼女は最初戸惑いました。でも次第に理解しました。そして、その明確な態度のおかげで、逆に未練を断ち切ることができたと言います。

二つ目は、完全にビジネスモードで接してきたというケースです。

70代の男性の話です。定年後、シルバー人材センターで働いていた時に知り合った女性と、お付き合いしていました。でも一年ほどで、お互いの生活スタイルが合わないことが分かり、別れました。

数ヶ月後、センターの仕事の関係で、どうしても彼女に連絡を取る必要が生じました。メールで用件を伝えると、一時間後には必要最小限の、でも誤解のない丁寧な返信が届きました。

それ以降は、一切の余計なやりとりはありません。センターで会っても、軽く会釈するだけ。以前のような温かさは、微塵もありません。

彼は言います。「彼女は完全に元同僚というモードに切り替えていた。この徹底された仕事モードの態度から、私に対する個人的な感情が完全にゼロであることが分かった」と。

傷ついたそうです。でも同時に、「ああ、もう完全に終わったんだ」と覚悟を決めることができたとも言います。

三つ目は、新しい恋人を通じて決別を伝えられたというケースです。

65歳の女性の話です。夫に先立たれて五年。友人の紹介で知り合った男性と、優しい恋愛をしていました。でも半年ほどで、彼の方から別れを切り出されました。

理由は、「今は一人でゆっくり過ごしたい」というものでした。彼女はその言葉を信じました。もともと彼は、奥様を亡くして寂しかったのだろう。時間が経てば、また気持ちが変わるかもしれない。そう思って待っていました。

でも二ヶ月後、共通の友人から驚くべき話を聞きました。彼が、新しい女性と旅行に行ったというのです。しかも、その方とは結婚を考えているとか。

彼女のショックは、言葉では表現できないほどでした。「一人でゆっくり過ごしたい」と言っていたのは嘘だったのか。いや、正確には、「あなたとはもう一緒に過ごしたくない」ということだったのだと、ようやく理解しました。

友人を通じて新しい恋人の存在を伝えるという方法。これは彼なりの、最も明確な「答え」だったのです。

これらの体験談から分かることがあります。それは、復縁する気のない人は、様々な形でそのメッセージを送っているということです。

では、私たちはどうすれば良いのでしょうか。

まず、相手の態度を冷静に見ることです。感情に流されず、事実だけを見る。友好的でも、距離を置いているなら、それが答えです。連絡に応じても、自分からは連絡してこないなら、それが答えです。

辛いかもしれません。認めたくないかもしれません。でも、真実を見ることが、あなた自身を救うことになるんです。

次に、相手の人生を尊重することです。相手も、残りの人生をどう過ごすか、真剣に考えています。その選択の中に、あなたが含まれていないのなら、それを受け入れるしかありません。

そして最も大切なこと。それは、あなた自身の人生を大切にすることです。

人生の後半戦、時間は限られています。終わった恋に執着して、貴重な時間を無駄にするのは、もったいないことです。あなたには、まだまだできることがたくさんあるはずです。

新しい趣味を始めることもできます。友人との時間を大切にすることもできます。家族との絆を深めることもできます。あるいは、新しい出会いを求めることだってできるんです。

終わった恋を振り返ることも、時には必要です。何が良くなかったのか、何を学んだのか。そうした振り返りは、次につながります。でも、そこに留まり続けることは、違います。

ある方が、こんなことを言っていました。「人生の夕暮れ時に、まだ朝日を待っていてはいけない。夕日には夕日の美しさがある。それを楽しむべきなんだ」と。

復縁を待ち続けることは、すでに昇らない朝日を待つようなものかもしれません。でも、今この瞬間、あなたの目の前には、美しい夕日が広がっているはずです。それを見る余裕を、ぜひ持ってください。

相手が示す態度は、時に冷たく、残酷に感じるかもしれません。でもそれは、相手なりの誠実さでもあるんです。曖昧にして、あなたに期待を持たせ続けるより、明確な態度を示すことで、あなたを解放しようとしている。そう考えることもできます。

もちろん、すぐに忘れることはできないでしょう。一緒に過ごした日々は、確かにあなたの人生の一部です。その思い出を大切にすることと、前に進むことは、矛盾しません。

思い出は心の中にしまって、でも目は前を向く。そんな生き方ができたら、素敵だと思いませんか。

人生の先輩として、あなたはたくさんのことを経験してきました。喜びも、悲しみも、挫折も、成功も。恋の終わりも、その一つです。辛い経験かもしれませんが、それもまた、あなたを成長させる糧になります。

今は辛くても、必ず時間が癒してくれます。そして振り返った時、「あの経験があったから、今の自分がある」と思える日が来ます。その日まで、どうか自分を大切に、一日一日を丁寧に生きてください。

復縁する気のない相手の態度に悩んでいるあなた。その悩みを抱えたまま、時間を浪費しないでください。真実を見て、受け入れて、そして新しい一歩を踏み出してください。