60代、70代になって、ふとこんなことを考えることはありませんか。「このまま静かに過ごしていくのだろうか」「本当にやりたかったことは何だったんだろう」「まだ何か始められるんじゃないか」と。
安心してください。そう思うのは、とても自然なことなんです。むしろ、そう思えるということは、あなたの心がまだまだ若く、可能性に満ちているという証拠なんですよ。
実は今、60代、70代から新しいことを始めて、人生を輝かせている方がたくさんいらっしゃいます。定年退職後に起業した方、新しい趣味で仲間を作った方、恋愛を楽しんでいる方。年齢なんて、ただの数字に過ぎないんです。
今日は、そんな「これからの人生」を前向きに考えるあなたに、私からのメッセージをお届けしたいと思います。ゆっくりお茶でも飲みながら、読んでいただけたら嬉しいです。
60代で「人生をやり直したい」と思うのは素晴らしいこと
まず、お伝えしたいことがあります。60代、70代で「人生をやり直したい」と思うこと、これは決して遅すぎることではありません。むしろ、人生経験を積んだ今だからこそ、できることがたくさんあるんです。
考えてみてください。あなたは何十年も生きてこられて、仕事も、家庭も、人間関係も、たくさんのことを経験されてきましたよね。その経験こそが、今のあなたの最大の財産なんです。
若い頃は、がむしゃらに走ってきた。子育てに必死だった。仕事で毎日クタクタだった。そういう日々の中で、自分のことは後回しにしてきた方も多いんじゃないでしょうか。
でも今は違います。子どもたちも独立して、仕事も一段落して、やっと自分の時間ができた。この「自分の時間」こそが、人生をやり直す最高のチャンスなんですよ。
私の知り合いに、68歳でパソコン教室に通い始めた女性がいます。最初は「私なんかにできるかしら」と不安そうでした。でも今では、お孫さんとビデオ通話を楽しんだり、趣味のブログを書いたりしています。「人生、こんなに楽しくなるなんて思わなかった」って、目をキラキラさせながら話してくれるんです。
60代が感じる「やり直したい」という気持ちの理由
では、なぜ私たちは60代、70代になって「人生をやり直したい」と感じるのでしょうか。それには、いくつかの理由があるんです。
一つ目は、時間に余裕ができたこと。定年退職して、毎日会社に行かなくてよくなった。子育ても終わって、自分の時間が持てるようになった。すると、ふと「これから何をしよう」と考え始めるんですよね。
二つ目は、健康への意識が高まること。周りの友人が病気になったり、自分自身も体の変化を感じたりすると、「元気なうちに、やりたいことをやっておきたい」と思うようになります。これは、とても前向きな気持ちなんです。
三つ目は、人生を振り返る機会が増えること。「あの時、もっとこうしていたら」「本当はこれがやりたかった」そんな思いが、心の奥底から湧き上がってくる。それは決して後悔ではなく、「これから」への希望なんです。
四つ目は、価値観の変化です。若い頃は「お金」や「地位」が大切だと思っていたかもしれません。でも今は違う。「楽しさ」「心地よさ」「人とのつながり」、そういうものの大切さが分かってきた。だから、人生をもう一度、自分らしく組み立て直したいと思うんですよね。
これからの人生を輝かせる具体的な方法
では、具体的にどうすれば、これからの人生をもっと楽しく、充実したものにできるのでしょうか。いくつかの方法をご紹介しますね。
まず、新しいコミュニティに入ってみることです。地域のサークル、カルチャーセンター、趣味の教室、ボランティア活動。どこでもいいんです。新しい場所に行くと、新しい出会いがあります。そして、新しい出会いは、あなたの心を若返らせてくれるんですよ。
72歳の男性の話をさせてください。彼は定年後、何となく毎日を過ごしていたそうです。でも、奥様に勧められて、地域の囲碁サークルに入ったんです。最初は「今さら新しい場所に行くのも」と躊躇していたそうですが、行ってみたら同世代の仲間がたくさんいて、毎週の囲碁が楽しみになったんですって。「人生、まだまだ面白くなるんだなって思った」と笑っていました。
次に、学び直しです。「60代、70代で今さら勉強?」と思うかもしれませんね。でも、今は学ぶ環境がとても充実しているんです。スマートフォンの使い方、パソコン、外国語、絵画、音楽。何でもいいんです。新しいことを学ぶと、脳が活性化されて、毎日がワクワクしてきます。
それから、小さな挑戦をしてみることです。いきなり大きなことじゃなくていいんです。今まで行ったことのない場所に旅行してみる、食べたことのない料理を作ってみる、読んだことのないジャンルの本を読んでみる。そういう小さな挑戦が、人生に彩りを加えてくれます。
健康を整えることも大切ですね。ウォーキング、ラジオ体操、ヨガ、水泳。無理のない範囲で体を動かすと、心も軽くなります。私の母は65歳から毎朝ウォーキングを始めたんですが、「朝の空気がこんなに気持ちいいなんて、知らなかった」って言っていました。体を動かすことで、前向きな気持ちになれるんですよね。
人間関係の見直しも、この年代だからこそできることです。若い頃は、付き合いたくない人とも付き合わなければいけないことがありました。でも今は違います。本当に心地いい人とだけ、時間を過ごせばいいんです。無理な付き合いはやめて、心から楽しいと思える関係を大切にしましょう。
60代からの恋愛だって素敵なんです
ここで、ちょっと照れくさいかもしれませんが、恋愛の話をさせてください。
「60代、70代で恋愛なんて」と思いますか。いいえ、そんなことはありません。実は今、シニア世代の恋愛が、静かなブームになっているんですよ。
若い頃の恋愛とは違います。激しい情熱よりも、穏やかな安心感。ドキドキよりも、心地よさ。そういう大人の恋愛が、この年代だからこそできるんです。
配偶者を亡くされた方、離婚された方、あるいは独身を貫いてこられた方。どんな状況でも、人を好きになる気持ちに年齢制限なんてありません。
69歳の女性の話をさせてください。彼女は5年前にご主人を亡くされて、しばらくは落ち込んでいたそうです。でも、娘さんに勧められて趣味のサークルに入ったところ、同じような境遇の男性と出会ったんです。
最初は友達として、時々お茶を飲むくらいの関係だったそうです。でも、話していくうちに、お互いの価値観が合うことが分かって、自然と惹かれ合っていったんですって。「この歳になって、こんな気持ちになるなんて思わなかった。人生って不思議ね」と、少し照れながら話してくれました。
恋愛じゃなくても、人との温かいつながりを感じることは、本当に大切なことです。誰かと一緒にいて、心が温かくなる。笑顔になれる。そういう関係が、人生を豊かにしてくれるんですよね。
実際の体験談をご紹介します
ここで、実際に60代、70代から人生を輝かせている方々の話をご紹介しますね。
まず、67歳で陶芸を始めた男性の話です。彼は長年会社員として働いてきて、定年後は「何をしていいか分からない」と感じていたそうです。毎日テレビを見て過ごす日々に、虚しさを感じていました。
そんなある日、散歩の途中で陶芸教室の看板を見つけたんです。「ちょっと覗いてみるだけ」のつもりが、先生の作品を見て感動して、その場で入会を決めたそうです。
最初は不器用で、うまくできなかったそうです。でも、少しずつ形になっていく楽しさに目覚めて、今では毎週教室に通うのが楽しみになりました。「土を触っていると、心が落ち着くんです。そして、自分の作った器でお茶を飲むと、何とも言えない喜びがあるんですよ」と話してくれました。
次に、71歳でパソコンを始めた女性の話です。彼女は「私には無理」と長年パソコンを避けてきたそうです。でも、遠くに住むお孫さんの写真を見るために、娘さんに教えてもらいながら始めたんです。
最初は電源の入れ方すら分からなかったそうです。でも、諦めずに続けていくうちに、メールができるようになり、写真が見られるようになり、今ではインターネットで料理のレシピを調べたり、旅行の情報を探したりしているそうです。「世界が広がりました。こんなに便利で楽しいなんて、もっと早く始めればよかった」と笑っていました。
もう一つ、印象的な話があります。これは65歳で初めて一人旅をした女性の話です。
彼女はずっと専業主婦として、家族のために生きてきたそうです。でも、子どもたちが独立して、ご主人も仕事が忙しくなって、ふと「私の時間って何だろう」と思ったんです。
そこで思い切って、京都への一人旅を計画しました。最初は不安で、何度もやめようと思ったそうです。でも、「今やらなかったら、一生やらない」と自分に言い聞かせて、出発したんです。
旅先で、同じように一人旅をしている女性と出会って、お茶を一緒に飲んだそうです。その方も同世代で、「自分の時間を大切にしたくて」と旅をしているとのこと。二人で話していて、「私たち、まだまだこれからなのよね」と励まし合ったそうです。
帰ってきてから、彼女は定期的に一人旅をするようになりました。「自分の足で歩いて、自分の目で見て、自分で感じる。それがこんなに楽しいなんて、知りませんでした」と目を輝かせていました。
ちょっと面白い小ネタをお話しします
ここで、少し話題を変えて、面白い話をさせてください。
実は、世界的に有名なケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースさんって、何歳で事業を始めたか知っていますか。なんと、65歳なんです。それまでは、いろいろな仕事を転々としていたそうですが、65歳で初めてフランチャイズビジネスを始めて、世界的な企業に育て上げたんです。
「もう歳だから」なんて言葉は、彼の人生には存在しなかったんでしょうね。何歳からでも、新しいことは始められる。それを証明してくれる素晴らしい例だと思います。
失敗を恐れないでください
ここで、大切なことをお伝えします。
新しいことを始めるとき、失敗を恐れないでください。うまくいかなくても、それは恥ずかしいことじゃありません。むしろ、挑戦した証なんです。
若い人たちは、失敗しても「まだ時間がある」と思えます。でも私たちは、「もう失敗できない」と思ってしまいがちですよね。
でも、考えてみてください。この年齢だからこそ、失敗しても大丈夫なんです。家族も自立している、仕事のプレッシャーもない、誰かに迷惑をかけるわけでもない。だったら、やりたいことに挑戦してみてもいいじゃないですか。
失敗は恥ずかしいことじゃなくて、経験なんです。そして、その経験が、あなたをもっと深い人間にしてくれるんですよ。
健康があるうちに、やりたいことを
もう一つ、大切なことがあります。それは、健康があるうちに、やりたいことをやっておくことです。
誰しも、いつまでも元気でいられるわけではありません。だからこそ、今、この瞬間を大切にしてほしいんです。
「来年やろう」「もう少し落ち着いてから」そう思っているうちに、時間は過ぎていきます。体が動くうちに、心が元気なうちに、やりたいことに挑戦しましょう。
私の知り合いに、70歳でマラソンを始めた男性がいます。「走るなんて何十年ぶりだろう」と言いながら、最初は歩くことから始めたそうです。今では、ハーフマラソンに挑戦するまでになりました。
「完走できるかどうかは分からない。でも、挑戦している今が楽しいんです」と笑っていました。結果じゃなくて、過程を楽しむ。それが、この年代の素晴らしいところなんですよね。
家族との関係も見直してみましょう
これからの人生を考えるとき、家族との関係も大切です。
長年一緒に暮らしてきた配偶者との関係、成長した子どもたちとの関係、可愛いお孫さんとの関係。それぞれが、あなたの人生を豊かにしてくれる存在です。
でも、「家族のために」と自分を犠牲にしすぎる必要はありません。自分の時間も大切にしながら、家族との時間も楽しむ。そのバランスが、今だからこそ取れるんじゃないでしょうか。
配偶者と一緒に新しい趣味を始めてみるのもいいですね。一緒にウォーキングを始めたり、旅行の計画を立てたり。長年連れ添ってきたからこそ、新鮮な体験を共有することで、また新しい関係が築けるかもしれません。
子どもたちとも、親子という関係を超えて、大人同士の友達のような関係になれたら素敵ですよね。お互いの人生を尊重し合いながら、時々会って近況報告をする。そんな関係が理想的だと思います。
お金のことも現実的に考えましょう
夢を語るのは素敵なことですが、現実的なことも考えておく必要がありますね。
年金だけで生活できるのか、貯金は十分にあるのか。これからやりたいことにどのくらいお金がかかるのか。一度、しっかり計算してみることをおすすめします。
でも、お金がないからといって、何もできないわけじゃありません。お金をかけずに楽しめることもたくさんあります。図書館で本を借りる、地域の無料イベントに参加する、公園を散歩する。工夫次第で、人生は楽しくなるんです。
もし経済的に余裕があるなら、自分のために使ってもいいんじゃないでしょうか。「子どもたちに残さなきゃ」と思うかもしれませんが、あなたが元気で楽しく生きている姿こそが、子どもたちにとって一番の財産かもしれませんよ。
孤独を感じたら、誰かに話してみてください
これからの人生を考えているとき、時々、孤独を感じることがあるかもしれません。
配偶者を亡くされた方、お一人で暮らしている方、周りの友人が少なくなってきた方。孤独は、本当につらいものですよね。
でも、孤独を感じたら、誰かに話してみてください。家族でも、友人でも、近所の人でも、地域の相談窓口でもいいんです。話すことで、心が軽くなります。
今は、高齢者向けのコミュニティセンターや、地域の集まりもたくさんあります。勇気を出して、一度参加してみてください。きっと、同じような思いを持った仲間に出会えるはずです。