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シニア週末婚の離婚率が高い理由と幸せな関係を築く方法

人生の後半を迎えたあなたへ。もしかして今、新しいパートナーとの生活を考えていらっしゃいませんか。お互いの生活を大切にしながら、週末だけ一緒に過ごす週末婚。素敵な選択肢のように思えますよね。でも、ちょっと待ってください。実は、週末婚には知っておいていただきたいことがあるんです。

私は長年、シニア世代のライフスタイルについて取材を続けてきました。その中で、週末婚を選んだ多くの方々にお会いしてきたのですが、残念ながら、通常の結婚に比べて離婚率が高いという現実があるんです。全国平均の約3倍とも言われています。

でも、悲観的になる必要はありません。なぜ離婚しやすいのか、その理由を知って、きちんと対策を立てれば、週末婚でも幸せな関係を築くことは十分可能なんです。今日は、あなたに寄り添いながら、この大切なテーマについてお話ししたいと思います。

週末婚が離婚しやすい本当の理由

平日の心の距離が問題を大きくする

週末婚の最大の課題は、週に5日も離れて暮らすことで生まれる心の距離なんです。若い頃なら、忙しさで気づかないこともあるでしょう。でも、私たちシニア世代は、人生経験が豊富な分、些細なことでも気になってしまうものです。

同居している夫婦なら、ちょっとした不満もその日のうちに話し合えます。でも週末婚だと、平日に感じたモヤモヤを週末まで抱え込むことになります。そして週末に会った時には、すでに不満が大きな塊になってしまっているんですね。

ある研究データによると、週末婚の夫婦の会話時間は、同居夫婦の4分の1程度にまで減るそうです。想像してみてください。毎日顔を合わせていれば、「今日はこんなことがあってね」「あそこの桜がきれいだったよ」なんて、他愛もない会話ができますよね。でも週末だけだと、そういう日常の小さな出来事を共有する機会がないんです。

特に私たちシニア世代は、健康の問題や老後の資金管理など、話し合うべき大切なことがたくさんあります。でもそれを週末の限られた時間で全て解決しようとすると、どうしても無理が出てきてしまうんですね。

生活リズムの違いが生むストレス

60代、70代になると、私たちにはそれぞれ確立した生活リズムがあります。長年かけて築いてきた趣味のサークル、友人とのお付き合い、地域でのボランティア活動。こういった大切なつながりを、急に変えることは簡単ではありません。

週末婚を始めた当初は、「週末だけだから」と割り切れていても、回数を重ねるうちに「強制的に予定を合わせなければならない」という義務感が生まれてくるんです。

例えば、金曜日に友人とのゴルフの約束があったのに、パートナーが「今週末は一緒にいたい」と言ってきたら、どうしますか。断れば相手を傷つけるし、行けば自分の楽しみを諦めることになります。こういった小さな葛藤が、徐々に「自由を失った」という不満に変わっていくんですね。

若い頃は、相手に合わせることも楽しみの一つでした。でも今の私たちは、残された時間を大切に、自分らしく生きたいと思っています。その気持ちと、パートナーへの配慮。この二つのバランスを取るのが、週末婚では特に難しいんです。

経済と介護の現実的な問題

シニア世代の週末婚で、最も深刻な問題になるのが経済と介護のことです。二つの家を維持するには、それなりの費用がかかります。交通費だって馬鹿になりません。

若い頃なら「お金は何とかなる」と楽観的に考えられたかもしれません。でも私たちの年代では、収入が限られている中で、老後資金をどう守っていくかが大きな課題です。

そして何より心配なのが、病気や介護が必要になった時のことです。週末婚の場合、平日に体調を崩しても、すぐに駆けつけることができません。「結婚したのに、一人で病院に行かなければならない」という寂しさは、想像以上につらいものです。

ここで少し、面白いエピソードをお話しします。私の知人の70代男性が、週末婚をしているパートナーに風邪をひいたと電話したところ、「じゃあ今週末は会わない方がいいわね」と言われたそうです。彼は「看病してくれるのかと期待したのに」と、笑いながらも寂しそうに話していました。この出来事をきっかけに、二人は週末婚を見直すことにしたそうです。

実際、熟年離婚全体の23パーセント以上が、20年以上同居した後に起きているというデータがあります。週末婚の場合、この傾向がさらに加速する可能性があるんですね。

幸せな週末婚を続けるための具体的な方法

事前の合意を大切にする

週末婚を始める前に、ぜひやっていただきたいことがあります。それは、お互いの期待や不安を、正直に話し合うことです。

「平日はどのくらいの頻度で連絡を取り合うか」「家事の分担はどうするか」「緊急時にはどう対応するか」。こういったことを、できれば文書にして共有しておくことをお勧めします。

「文書にするなんて、なんだか堅苦しい」と思われるかもしれませんね。でも、私たちシニア世代は現実をしっかり見る力を持っています。若い頃のように「何とかなるさ」ではなく、具体的に計画を立てることで、後々のトラブルを避けることができるんです。

特に重要なのが、お金のことです。それぞれの年金収入、貯蓄、そして将来必要になる介護費用。こういったことを、恥ずかしがらずにオープンに話し合ってください。金銭面のシミュレーションを一緒にすることで、信頼関係がぐっと深まります。

コミュニケーションを工夫する

週末婚で最も大切なのは、週末以外の日々にも「心のつながり」を保つことです。

今の時代、便利なツールがたくさんあります。ビデオ通話なら、相手の表情を見ながら話ができます。週に3回以上、できれば毎日、短い時間でもいいので顔を見て会話をしてください。

「おはよう」「おやすみ」だけのLINEメッセージでは、心の距離は縮まりません。今日食べたもの、見た景色、ちょっとした出来事。そういった日常の小さなことを共有することが、二人の絆を強くしてくれるんです。

共有アプリを使って、写真や動画を送り合うのもいいですね。「今日、こんなきれいな花を見たよ」「孫と公園に行ってきたの」。そんな何気ない報告が、相手を身近に感じさせてくれます。

一人でいる時間が長いと、どうしても孤独を感じることがあります。でも毎日の小さなコミュニケーションがあれば、「離れていても、いつも一緒にいる」という安心感を持つことができるんですよ。

柔軟性を持って見直す勇気

週末婚を始める時は、「まずは1年間試してみよう」という期間限定でスタートすることをお勧めします。

私たちシニア世代の強みは、人生経験から得た柔軟性です。「一度決めたことは変えられない」なんて、堅苦しく考える必要はありません。やってみて「やっぱり同居の方がいいね」と思ったら、素直にそう話し合えばいいんです。

逆に「週末婚が合っている」と感じたら、そのまま続ければいい。大切なのは、お互いが幸せでいられることです。形にこだわる必要はないんですよ。

定期的に、「今の形で満足しているか」を確認し合う時間を持ってください。半年に一度くらい、じっくり話し合う機会を作るといいでしょう。お互いの気持ちは、時間とともに変わっていくものですから。

リアルな体験談から学ぶこと

うまくいかなかった週末婚の教訓

千葉に住む68歳の男性のお話です。彼は、マッチングアプリで出会った大阪に住む65歳の女性と週末婚を始めました。お互いの子供たちも独立していて、「自由な老後を楽しもう」と意気投合したんですね。

最初の頃は、新幹線で週末に会いに行くことが新鮮で楽しかったそうです。彼女の手料理を楽しみに、毎週金曜日の夕方には新幹線に乗っていました。二人で近場を旅行したり、美味しいものを食べに行ったり。「これが理想の老後だ」と喜んでいたんです。

でも、時間が経つにつれて、平日の連絡がだんだん減っていきました。最初は毎日電話していたのが、次第にLINEの「おはよう」「おやすみ」だけになってしまったんです。

彼は平日、友人とゴルフに行くのが楽しみでした。でも彼女は、それを「自分よりゴルフが大事なのね」と受け取ってしまったんです。彼女の方も、大阪で友人たちとの活発な交流を楽しんでいましたが、彼はそれを「自分は二の次なんだな」と寂しく感じていました。

2年目のある日、彼が軽い体調不良を訴えた時、彼女は「介護は無理よ。それは覚悟しておいて」とはっきり言ったそうです。彼はその言葉に大きなショックを受けました。「結婚したのに、病気の時も一人なのか」と。

結局、お互いの価値観の違いが明らかになり、離婚することになりました。彼はゆったりとした老後を望んでいたのに対し、彼女はアクティブに動き回りたいタイプだったんですね。

後に彼は「週末だけだと、本当の相手の姿が見えなかった。もっと時間をかけて知り合うべきだった」と振り返っています。今は一人暮らしに戻り、マッチングアプリを再開していますが、次は慎重に相手を選ぶつもりだそうです。

この話から学べることは、週末だけの短い時間では、相手の本当の価値観や生活習慣を理解するのが難しいということです。特に、病気や介護といった現実的な問題について、早い段階でしっかり話し合っておくことの大切さを、痛感させられます。

工夫で成功している週末婚の秘訣

一方で、週末婚を10年以上続けている幸せなカップルもいます。横浜に住む71歳の女性と、名古屋に住む67歳の男性のお話です。

二人とも離婚歴があり、お互いの生活を尊重したいという思いから週末婚を選びました。でも、最初から「これは工夫が必要だ」とわかっていたんですね。

彼らが決めたルールは、まず「平日のZoomミーティングを週4回」。火曜、水曜、木曜、金曜の夜8時に、30分から1時間、必ず顔を見て話をすることにしたんです。最初は慣れなくて大変だったそうですが、今では生活の一部になっています。

「今日はこんなことがあった」「明日はこんな予定がある」。そんな何気ない会話を毎日することで、お互いの生活が見えるようになったんですね。女性は「離れていても、一緒に生活している感覚がある」と言っています。

もう一つの工夫が、「共同口座で旅行積立」です。毎月お互いが一定額を入金して、それを旅行資金にしているんです。「次はどこに行こうか」と計画を立てるのが、二人の楽しみになっています。

そして5年目、女性が膝を痛めた時、男性が横浜まで通院の付き添いに来てくれたそうです。週末だけでなく、平日も何度か足を運んで、買い物や家事を手伝ってくれました。女性は「その時、この人と結婚してよかったと心から思った」と目を潤ませながら話してくれました。

男性の方も「彼女が困っている時に側にいられてよかった。それが夫婦だと思う」と言っています。二人は今も、新幹線で交互に訪問し合いながら週末婚を続けています。「同居よりお互いの空間がある方が、心地いい」と満足そうです。

この成功例から学べることは、「離婚リスクをきちんと理解した上で、具体的なルールと努力で乗り越えられる」ということです。週末婚だからこそ、普通の結婚以上に、意識的にコミュニケーションを取る必要があるんですね。

あなたへのアドバイスとエール

週末婚は、シニア世代の「人生最後の恋」を彩る素敵な選択肢の一つです。でも、離婚率の高さを甘く見てはいけません。

もしあなたが週末婚を考えているなら、まずは専門のカウンセラーに相談することをお勧めします。第三者の客観的な意見を聞くことで、見えてくることがたくさんあります。

成功の鍵は、「週末以上の絆作り」です。物理的には離れていても、心はいつも一緒にいる。そんな関係を築く努力を、惜しまないでください。

交通の便がいい地域に住んでいるなら、実践しやすいはずです。千葉、横浜、名古屋、大阪。新幹線で簡単に行き来できる場所なら、週末婚のデメリットを最小限に抑えられるでしょう。

そして何より大切なのは、試行期間を設けることです。いきなり「一生週末婚で」と決めるのではなく、「まずは1年間やってみよう」から始めてください。その中で、本当の相性を確かめていくんです。

人生100年時代と言われる今、60代、70代はまだまだ若い世代です。新しい恋をする権利も、幸せになる権利も、私たちにはあります。でも同時に、これまでの人生経験から学んだ知恵を活かして、慎重に、そして賢明に選択する力も持っています。

週末婚という形が、あなたにとって本当に幸せな選択なのか。じっくり考えて、パートナーとよく話し合ってください。そして決めたなら、その形を成功させるために、惜しみない努力をしてください。

あなたの残りの人生が、愛する人と共に、幸せで充実したものになることを心から願っています。年齢は関係ありません。いくつになっても、人は成長できるし、幸せになれるんです。

勇気を持って、でも慎重に。あなたらしい、最高の選択をしてください。応援しています。