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シニアのバツイチ男性と心を通わせる7つの心得と接し方

配偶者と死別したり、長年連れ添った相手と別れたり。人生には様々な転機があります。そして今、新しい出会いの中で、バツイチの男性と知り合った。優しくて、落ち着いていて、人生経験も豊富で。でも、なんだか心の奥底に壁を感じる。そんな経験をされている方へ、今日はバツイチ男性の心を開く方法について、じっくりとお話しさせていただきますね。

シニア世代の恋愛は、若い頃とは違います。お互いに背負ってきたものがある。喜びも、悲しみも、後悔も。それらすべてが、今のあなたを作っている。バツイチの男性も同じです。離婚という経験を経て、傷を抱えながらも、もう一度人生のパートナーを探そうとしている。その勇気と、同時に抱えている不安を、まずは理解することから始めましょう。

なぜバツイチ男性は心を開きにくいのか

シニアのバツイチ男性が心を開きにくい理由は、若い世代とは少し異なる部分があります。それは、人生経験が長い分、傷も深く、失うことへの恐怖も大きいからです。

まず、過去の結婚生活での傷です。何十年も連れ添った相手との別れは、想像以上に心に深い傷を残します。裏切られたのかもしれない。価値観の違いで、どうしても一緒にいられなくなったのかもしれない。または、自分の至らなさで、相手を傷つけてしまったのかもしれない。

特に、シニア世代の男性は「家族を守る」ことを使命として生きてきた方が多いですよね。会社のために、家族のために、必死に働いてきた。それなのに、結婚生活が破綻してしまった。この事実は、彼らのプライドや自己肯定感を大きく傷つけているんです。

「俺は夫として失格だったんじゃないか」「何のために働いてきたんだろう」という自責の念。これが、新しい恋愛に踏み出すことへのブレーキになっています。

次に、子どもや孫への責任感です。シニア世代のバツイチ男性には、すでに成人した子どもがいることが多いでしょう。場合によっては、お孫さんもいらっしゃるかもしれません。「自分が新しい恋愛をすることを、子どもたちはどう思うだろう」「亡くなった母親のことを忘れて、新しい人と付き合うなんて、不謹慎だと思われないだろうか」という心配があるんです。

実際、私の知り合いの男性は、奥様と死別してから5年が経ち、素敵な女性と出会いました。でも、娘さんに紹介することをずっと躊躇していたんです。「母のことを忘れたと思われたくない」と。彼の心の中では、亡くなった妻への愛情と、新しい人への想いの間で、激しく揺れ動いていたんですね。

さらに、世間体や周囲の目も気になります。シニア世代は、若い世代に比べて、周りの目を気にする傾向があります。「この年で恋愛なんて」「バツイチなのに、また結婚しようとしてる」と言われるのではないか。そんな不安が、心を閉ざす原因になっていることもあるんです。

そして、何より大きいのが「もう失敗したくない」という慎重さです。若い頃なら、失敗してもやり直せる。でも、シニア世代にとって、これが最後のチャンスかもしれない。だからこそ、慎重になる。相手を見極めるのに、時間をかけたい。急いで関係を深めて、また傷つくのは、もう耐えられない。そんな思いが、心の扉を固く閉ざしているんです。

ここで、少し違う話をさせてください。実は、日本でシニア世代の離婚が増え始めたのは、2000年代に入ってからなんです。「熟年離婚」という言葉が流行語になったのを覚えていらっしゃるでしょうか。それまでは、何があっても添い遂げるのが当たり前でした。でも、価値観が変わり、「残りの人生を自分らしく生きたい」と考える人が増えたんですね。興味深いのは、離婚を切り出すのは女性が多いのに対し、離婚後に再婚するのは男性の方が多いというデータがあることです。男性は、一人で生きていくことに不安を感じやすく、パートナーを求める傾向が強いんだそうです。でも、だからこそ、次の失敗を恐れて慎重になるという、なんとも複雑な心理があるんですよね。

さて、話を戻しましょう。

バツイチ男性の心を開く、優しいアプローチ

では、どうすれば、そんなバツイチ男性の心を開くことができるのでしょうか。シニア世代ならではの、落ち着いた、そして温かいアプローチをご紹介しますね。

一番大切なのは「過去を詮索しすぎないこと」です。若い頃なら、相手のことを何でも知りたいと思うものです。でも、シニア世代の恋愛では、お互いに「触れてほしくない過去」があるもの。それを理解して、尊重することが大切なんです。

離婚の理由を根掘り葉掘り聞くのは避けましょう。相手が自分から話したいと思った時に、初めて耳を傾ける。それまでは、そっと見守る。この「待つ」姿勢が、相手に安心感を与えるんです。

花子さんという70代の女性は、マッチングアプリで出会った男性と、月に2回ほどお茶を飲む関係になりました。彼は元妻との離婚について、一切語りませんでした。花子さんは、最初は気になったそうです。「どうして別れたんだろう」「何か問題があったんじゃないだろうか」と。でも、聞かずにいたんです。ただ、彼の今の話、趣味の話、これからやりたいことの話を、楽しそうに聞いていました。

そして半年が過ぎた頃、彼の方から話し始めたんです。「実は、元妻とは性格の不一致で別れたんだ。お互いに悪い人じゃなかったけど、一緒にいると苦しくなってね」と。花子さんは、ただ静かに頷いて聞いていました。彼は続けて「君と話していると楽なんだ。過去を詮索されないし、今を楽しめる」と言ってくれたそうです。花子さんの心の中には、温かいものが広がりました。「待っていてよかった」と。

次に大切なのが「安心感を与える言葉」です。シニア世代は、人生経験が豊富な分、相手の不安や心配を感じ取る力も持っています。その力を活かして、相手が安心できる言葉をかけてあげましょう。

「あなたのペースで大丈夫ですよ」「無理に話さなくてもいいんですよ」「私も焦っていませんから」というような言葉。これらは、相手の心を解きほぐす魔法の言葉なんです。

実際、太郎さんという65歳の男性は、離婚後3年間、誰とも付き合っていませんでした。そんな彼が、趣味のサークルで知り合った女性に、こう言われたそうです。「太郎さん、何か悩みがあるようですね。でも、話したくなかったら話さなくていいんですよ。私はただ、太郎さんと一緒に絵を描くのが楽しいから」と。

太郎さんは、その言葉に救われたと言います。「彼女は何も求めてこない。ただ、一緒にいてくれる。それだけで、心が軽くなった」と。そして、その安心感の中で、少しずつ自分の過去を語るようになったそうです。

三つ目は「小さな信頼の積み重ね」です。これは、若い世代でも同じですが、シニア世代では特に重要です。なぜなら、これまでの人生で、約束を破られたり、裏切られたりした経験があるかもしれないから。

約束の時間には必ず遅れないこと。相手から聞いた秘密は、絶対に他人に漏らさないこと。言ったことは必ず守ること。こうした小さな誠実さの積み重ねが、大きな信頼になっていくんです。

和子さんは、バツイチの男性と付き合い始めた時、彼との約束を何よりも大切にしました。たとえば、「来週の水曜日に電話するね」と言ったら、必ずその日に電話する。「この話は誰にも言わないで」と言われたら、絶対に守る。一年間、そうした小さな約束を守り続けた結果、彼は和子さんに心を開き、「君は信頼できる人だ」と言ってくれたそうです。

四つ目は「未来志向の会話」です。過去にこだわるのではなく、これから何をしたいか、どんな風に過ごしたいかを話し合う。これが、シニア世代の恋愛では特に大切なんです。

なぜなら、シニア世代は「残された時間」を意識しているから。過去を振り返ることも大切ですが、それ以上に、これからの時間をどう充実させるかが重要なんですよね。

「次はどこに旅行に行きたいですか」「一緒に始めてみたい趣味はありますか」「こんなことを一緒にできたら楽しいですね」という会話。こうした未来を見据えた話題が、相手の心を前向きにしてくれます。

正雄さんという男性は、離婚後、ずっと過去を引きずっていました。「あの時、ああしていれば」「なぜあんなことになったんだろう」と。でも、新しく出会った女性が「正雄さん、今度一緒に陶芸教室に通いませんか。ずっとやってみたかったんです」と誘ってくれたんです。

最初は気乗りしなかったそうですが、一緒に陶芸を始めてから、正雄さんの表情が明るくなったと言います。「新しいことを始めるのって、こんなに楽しいんだな」と。過去を見るのではなく、未来を見る喜びを、彼女が教えてくれたんですね。

五つ目は「子どもや家族への理解を示すこと」です。シニアのバツイチ男性には、成人した子どもがいることが多いです。その存在を尊重し、理解を示すことが、とても大切なんです。

「お子さんと会う日は、もちろんそちらを優先してくださいね」「お孫さんの話、もっと聞かせてください」というような言葉。こうした配慮が、相手に「この人は自分の立場を理解してくれる」という安心感を与えます。

清子さんは、バツイチの男性と付き合い始めた時、彼に娘さんがいることを知りました。娘さんは結婚していて、お孫さんもいる。彼は月に一度、娘さん家族と食事をする習慣がありました。清子さんは、その日を避けてデートの予定を入れるようにしたんです。そして、「娘さんとの時間、大切にしてくださいね」と言いました。

彼は、清子さんの配慮に感動したそうです。「前の妻は、娘のことをあまり理解してくれなかった。でも、清子さんは違う。家族を大切にする気持ちを分かってくれる」と。この理解が、二人の関係をより深いものにしていったんですね。

六つ目は「時間をかけること」です。シニア世代の恋愛は、急ぐ必要がありません。むしろ、じっくりと時間をかけて、お互いを理解していくことが大切なんです。

若い頃のように、すぐに結婚を考える必要はありません。数ヶ月、一年、二年と、ゆっくりと関係を育てていく。その過程で、お互いの価値観や生活習慣、考え方を理解していく。これが、シニア世代の恋愛の醍醐味でもあるんです。

節子さんと明男さんは、知り合ってから3年かけて関係を深めていきました。最初は月に一度のお茶から始まり、次第に週に一度の散歩、そして月に数回の食事。二人とも焦りませんでした。「この年齢になると、時間はゆっくり流れるのがいい」と節子さんは言います。

3年後、二人は結婚を決めました。でも、それは「早く結婚しなきゃ」という焦りからではなく、「この人となら、残りの人生を一緒に過ごしたい」という確信から生まれた決断だったそうです。明男さんは言います。「時間をかけたから、お互いのことを本当に理解できた。この選択に後悔はない」と。

絶対にしてはいけないこと

一方で、バツイチ男性の心を閉ざしてしまう行動もあります。これは避けるように心がけましょう。

まず、離婚理由をしつこく聞くこと。これは本当に良くありません。相手が話したくないことを無理に聞き出そうとすると、心の傷を刺激してしまいます。「なんで離婚したんですか」「元奥さんとは、どんな関係だったんですか」と何度も聞くのは、相手を追い詰めることになります。

次に、「バツイチだから」というレッテルを貼ること。「バツイチの男性って、こうですよね」「離婚した人は、結婚に向いてないんじゃないですか」というような言葉。これは、相手の人格を否定することになってしまいます。バツイチであることは、その人の一部であって、すべてではありません。

三つ目は、過度に励まそうとすること。「もう過去は忘れましょう」「前向きに生きましょう」と、明るく励ますのは、一見良さそうに見えますが、実は逆効果になることもあるんです。相手は、まだ過去を整理している最中かもしれません。無理に前を向かせようとすると、プレッシャーになってしまうんです。

四つ目は、すぐに結婚や同居を迫ること。シニア世代の恋愛では、必ずしも結婚がゴールではありません。お互いに自立した関係を保ちながら、パートナーとして支え合う。そんな形もあるんです。早い段階で「結婚しましょう」「一緒に住みましょう」と迫ると、相手は逃げたくなってしまいます。

幸代さんは、バツイチの男性と3ヶ月ほど付き合った時、「そろそろ結婚も考えてくれてますよね」と言ってしまいました。彼は、その言葉に戸惑い、「まだそこまで考えられない」と答えました。幸代さんは、それから彼との関係がぎくしゃくし始めたことに気づきました。焦ってしまったことを後悔したそうです。