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熱心に追われると急に冷めてしまう女性シニア世代だからこそできる対応法

人生を重ねてきたあなただからこそ、もう一度誰かと心を通わせたいと思う気持ち。それは決して不自然なことではありませんし、むしろ素晴らしいことです。配偶者との別れを経験された方も、長い独身生活を送ってこられた方も、今この瞬間から新しい恋を始めることができるんです。

でも、久しぶりの恋愛で戸惑うこともありますよね。特に、一生懸命アプローチしているのに、相手の女性が急に冷たくなってしまう。そんな経験はありませんか。「せっかく良い雰囲気だったのに、どうして」と落ち込んでしまうお気持ち、よくわかります。

実は、熱心に追われると急に冷めてしまう女性というのは、年齢に関係なく一定数いらっしゃるんです。そして、その理由は決してあなたの魅力が足りないからでも、相手がわがままだからでもありません。もっと深い心理的な理由があるんですね。今日は、そんな女性の心理と、私たちシニア世代だからこそできる対応法について、じっくりとお話しさせていただきます。

シニア世代の恋愛は、若い頃とは違う魅力がある

まず最初に申し上げたいのは、シニア世代の恋愛には、若い世代にはない素晴らしさがあるということです。私たちは人生の酸いも甘いも経験してきました。だからこそ、相手の気持ちを思いやる余裕があるし、焦らずにゆっくりと関係を育てることができます。

若い頃は「恋愛=結婚」という図式が強かったかもしれません。でも今は違います。お互いの人生を尊重しながら、心地よい距離感で寄り添う。そんな関係が理想ではないでしょうか。

昔、高倉健さんの映画で、寡黙な男性が女性にそっと寄り添う場面がありましたよね。あの距離感、今思えば本当に素敵でした。追いかけすぎず、でも確かに存在を感じさせる。シニア世代の恋愛には、そんな成熟した魅力が求められているんです。

追われると冷める女性の心理を理解する

では、なぜ熱心にアプローチすると相手が冷めてしまうのでしょうか。これにはいくつかの理由があります。

自由を大切にしたい気持ち

私たちの世代の女性は、長い間、家族のために自分を犠牲にしてきた方が多いんです。子育てが終わり、夫との関係が落ち着いて、やっと自分の時間を持てるようになった。そんな女性にとって、「自由」は何よりも大切なものなんですね。

ある60代の女性は、こう語っていました。「40年間、家族のために生きてきた。今やっと、自分の好きな時間に好きなことができる。この自由を誰かに奪われたくない」

この気持ち、理解できませんか。毎日のように電話をしたり、頻繁に会いたいと言ったりすることは、若い恋人同士なら普通かもしれません。でも、シニア世代の女性にとっては、せっかく手に入れた自由が脅かされるように感じてしまうんです。

例えるなら、定年退職してやっと自分の趣味に没頭できるようになった男性が、毎日「これをしなさい、あれをしなさい」と言われたらどう感じるでしょうか。きっと窮屈に感じますよね。それと同じことなんです。

価値観の変化による戸惑い

もう一つ大切なのは、シニア世代の女性の価値観が変化しているということです。若い頃は「誰かに愛されること」が何より嬉しかったかもしれません。でも今は違います。「自分らしく生きること」「穏やかな日々を過ごすこと」の方が大切になっている方が多いんです。

ですから、あまりにも熱烈なアプローチは、彼女たちにとって「重い」と感じられてしまう。「そこまで求められても、応えられる自信がない」と思ってしまうんですね。

これは昔の日本映画に出てくる、静かな恋愛のようなものを想像するとわかりやすいかもしれません。小津安二郎監督の作品のような、言葉少なく、でも確かに通じ合う。そんな関係を理想としている女性は多いんです。

過去の経験からくる警戒心

もう一つ見落としがちなのが、過去の経験です。特に、長い結婚生活の中で辛い思いをされた女性は、「束縛」や「依存」に対して強い警戒心を持っています。

夫に自由を奪われた、自分の意見を尊重されなかった、いつも相手のペースに合わせなければならなかった。そんな経験がある女性にとって、あまりにも熱心なアプローチは、「また同じことが繰り返されるのでは」という不安を呼び起こしてしまうんです。

ある70代の女性は、こう話してくれました。「夫が亡くなって5年。やっと自分のペースで生きられるようになったのに、また誰かのペースに巻き込まれるのは怖い」

この恐れは、決して不合理なものではありません。人生経験が豊富だからこそ、同じ失敗を繰り返したくないという賢明な判断なんですね。

見抜くためのポイント

では、相手の女性が「追われると冷めるタイプ」かどうか、どうやって見極めればいいのでしょうか。いくつかのサインがあります。

最初は嬉しそうだったのに、連絡が増えると返信が遅くなったり、短くなったりする。誘う回数を増やすと、断られることが多くなる。会話の中で、「自分の時間が大切」「趣味を楽しみたい」という言葉が頻繁に出てくる。こういったサインが見られたら、少し距離を置くことを考える時期かもしれません。

でも、これは決してネガティブなことではありません。むしろ、相手の女性が正直に自分の気持ちを教えてくれているんです。そのサインに気づいて、適切に対応できれば、関係はより良い方向に進むことができます。

ここで面白い話をひとつ。昭和の時代、ラジオの深夜放送で「追いかける恋より追いかけられる恋」というテーマがよく取り上げられていたんですよ。若者たちは夜な夜な、どちらが幸せかを議論していました。でも今思えば、どちらでもないんですよね。追いかけすぎず、追いかけられすぎず、ちょうどいい距離感で並んで歩く。それが理想なんだと、この年になってようやくわかります。

シニアだからこそできる、成熟した対応

では、どう対応すればいいのでしょうか。実は、私たちシニア世代だからこそできる、素晴らしい方法があるんです。

余白を作る勇気

まず大切なのは、「余白を作る」ことです。毎日連絡を取るのではなく、週に1〜2回にしてみる。毎週会うのではなく、2週間に1回くらいのペースにしてみる。これだけで、相手の女性は息がしやすくなります。

ある65歳の男性は、こんな工夫をされました。「連絡したくなったら、まず自分の手帳を見る。予定を書き込む。趣味の時間を確保する。そうやって自分の生活を充実させてから、相手に連絡するようにしたんです」

この方法、とても賢いと思いませんか。相手を追いかけるエネルギーを、自分自身を豊かにすることに使う。すると不思議なことに、相手の方から「最近どうしてるの」と連絡が来るようになったそうです。

自分の世界を持つ魅力

若い頃は、相手に尽くすことが愛情だと思っていたかもしれません。でも今は違います。自分自身が充実していて、楽しそうに生きている。それが何より魅力的なんです。

趣味に没頭する、友人との時間を大切にする、新しいことに挑戦する。そういう姿を見て、女性は「この人と一緒にいたら、私も豊かになれそう」と感じるんですね。

ある70代の男性は、定年後に絵画を始めました。最初は下手でしたが、楽しんで続けているうちに、地域の展覧会に出品できるまでになったそうです。その展覧会で知り合った女性と、今は良い関係を築いているとのこと。彼は言います。「彼女を追いかけたんじゃない。自分の人生を楽しんでいたら、自然と隣にいてくれるようになったんです」

この例は、シニア世代の恋愛の理想形かもしれませんね。

言葉で伝える大切さ

私たちの世代は、あまり感情を言葉にすることが得意ではないかもしれません。特に男性は、「察してほしい」「わかってほしい」と思いがちです。でも、現代の恋愛では、言葉で伝えることがとても大切なんです。

「大切に思っているけど、お互いに自分の時間も大事にしたいね」「無理せず、自然なペースで付き合っていきたい」。こういう言葉を、穏やかに伝えることができれば、相手の女性は安心します。

ある女性は、こう語っていました。「彼が『あなたのペースで大丈夫だから』と言ってくれたとき、本当にホッとした。それまでは、期待に応えなきゃってプレッシャーを感じていたの」

言葉にすることで、お互いの期待値を調整できる。これは、人生経験豊富な私たちだからこそできることだと思います。

実際の体験から学ぶ

ここで、実際にあった話をいくつかご紹介しましょう。

ゆっくりペースが功を奏した話

60代後半の男性の話です。趣味のサークルで知り合った女性に好意を持ち、最初は週に何度もメールを送っていました。でも、次第に彼女の返信が遅くなり、簡潔になっていくことに気づいたんです。

そこで彼は作戦を変えました。メールは週に1回だけ、内容も短く。そして、サークルの活動の後に「よかったらお茶でも」と軽く誘う程度にしました。すると不思議なことに、彼女の方から「今度の週末、良かったら一緒に美術館に行きませんか」と誘ってくるようになったそうです。

今では、月に2〜3回ほど会う良い関係が続いているとのこと。彼は言います。「急がば回れ、って昔の人はよく言ったものです。本当にその通りでした」

自立した姿が魅力になった話

70代の男性の例も印象的でした。妻に先立たれて5年、寂しさから新しいパートナーを探し始めたそうです。でも最初は、出会う女性に「君がいないと寂しい」「毎日会いたい」と言ってしまい、ことごとく距離を置かれてしまったそうです。

ある日、友人から「お前、依存的すぎるよ。まず自分が楽しく生きろ」と言われ、ハッとしたそうです。それから、一人暮らしの生活を充実させることに専念しました。料理教室に通い、ウォーキングサークルに参加し、ボランティア活動も始めました。

そうやって生き生きと生活しているうちに、自然と周りに人が集まってくるようになり、その中の一人の女性と良い関係になったそうです。彼女は言います。「あなたが楽しそうに生きているから、一緒にいたいと思ったの」

この話から学べるのは、相手を追いかける前に、まず自分自身が自立して幸せであることの大切さですね。

期待のすり合わせができた話

65歳の男性と60代の女性のカップルの話です。二人とも再婚を視野に入れていましたが、女性の方は「結婚はいいけど、別居婚がいい」と希望していました。男性は最初、驚いたそうです。「一緒に住まないなんて、寂しいじゃないか」と。

でも、じっくり話を聞いてみると、彼女には彼女の理由がありました。長年築いてきた自分の生活リズム、友人関係、趣味の時間。それらを守りながら、でも大切な人との時間も持ちたい。そういう考えだったんです。

男性は最初は戸惑いましたが、よく考えてみると悪くないと思えてきました。お互いに自分の生活を持ちながら、週末だけ一緒に過ごす。それはそれで、新鮮で良い関係かもしれない。

今では、二人は近所に住みながら、週に2〜3日一緒に過ごすという関係を築いているそうです。男性は言います。「若い頃は、一緒にいる時間が長いほど愛情が深いと思っていた。でも違うんですね。質の良い時間を共有することの方が、よっぽど大切だとわかりました」