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60歳からでも月30万円を稼げる資格

「もう60歳だし、新しく稼げる仕事なんてないだろう」そう思っていませんか?

実は、定年退職後も充実した収入を得られる道はたくさんあるんです。特に資格を活かした仕事は、年齢を重ねた方でも経験や人生の知恵が武器になります。

私自身、多くのセカンドキャリアを歩む方々を取材してきましたが、60代になって収入が増えた、やりがいを見つけたという声をよく耳にします。今回は、60歳からでも月30万円を稼げる資格と、実際に新たなキャリアを切り拓いた方々のリアルな体験談をご紹介します。

1. 介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)—人を支える喜びと安定収入

超高齢社会の日本では、介護職の需要は年々高まっています。特に、人生経験豊富なシニア世代は、同世代の気持ちに寄り添えるという強みがあります。

介護職員初任者研修は、比較的短期間(約3ヶ月)で取得可能な資格で、取得後はすぐに仕事に就けることが多いのが魅力です。

「正直に言って、最初は不安でした。体力的についていけるだろうか、若い人たちと一緒に働けるだろうかと。でも、実際に始めてみると、利用者さんから『同じ年代だから安心する』と言ってもらえて、これが私の居場所なんだと感じました」

こう話すのは、62歳で介護の世界に飛び込んだ佐藤さん。定年退職後、3ヶ月の研修を経て資格を取得し、特別養護老人ホームで働き始めました。夜勤手当も含めると月収は33万円ほどになるそうです。

「体力的にきつい面もありますが、自分も体を動かしているおかげで健康になりました。何より、誰かの役に立っているという実感があります」と佐藤さんは笑顔で話します。

2. 宅地建物取引士(宅建士)—経験と信頼が武器になる安定職

不動産業界では、人生経験豊富なシニア世代への信頼度が高いことも。特に高額な取引においては、落ち着いた対応と豊富な知識が顧客からの安心感につながります。

宅建士の試験は難易度が高いと言われていますが、集中して学習すれば十分合格可能です。試験に合格後、登録することで宅建士として働くことができます。

「長年サラリーマンをしていましたが、60歳の定年を前に次のキャリアを考えていました。不動産に興味があったので宅建の勉強を始め、2回目の挑戦で合格しました」

山田さん(65歳)は現在、地元の不動産会社で働いています。月収は基本給と歩合を合わせて平均35万円ほど。

「最初は『年寄りが新しく始めても』という不安がありましたが、逆に年齢が信頼につながることが多いです。特に高齢の方やファミリー層には、人生経験を買われることもあります。地域のことを知っていることも強みですね」

山田さんによれば、資格取得は大変だったが、「諦めずに頑張って本当に良かった」と振り返ります。

3. ファイナンシャルプランナー(FP)—人生経験を活かせる相談業務

お金の専門家として、個人や家庭の資産設計をサポートするファイナンシャルプランナー。特に老後の資金計画や相続について相談を受けることが多いため、人生経験豊富なシニア世代が活躍できる場です。

FP資格には3級から1級まであり、2級からは国家資格となります。まずは3級から始めて、段階的にステップアップするのが一般的です。

「50代後半から将来に不安を感じ、自分のためにFPの勉強を始めました。それが今では仕事になっています」

こう話す高橋さん(64歳)は、FP2級の資格を取得後、保険代理店で働き始めました。現在の月収は約32万円。

「同世代のお客様からは『同じ目線で話せる』と喜ばれます。若いFPさんには難しい、老後の現実的な不安や悩みに共感できるのが強みだと思います。自分の経験を活かせるので、とてもやりがいがあります」

高橋さんは「資格取得後も常に新しい知識を学び続けることが大切」と強調します。税制や制度は毎年変わるため、勉強は欠かせないそうです。

4. 医療事務—安定した職場環境で無理なく働ける

病院やクリニックの受付や会計、保険請求などを担当する医療事務。比較的学習期間が短く(3〜6ヶ月程度)、パートタイムでも働きやすいのが特徴です。

「定年退職後、あまり体に負担のない仕事を探していました。医療事務なら座って仕事ができますし、人と接することも好きだったので」

小林さん(67歳)は、6か月の通信講座で資格を取得し、現在は地元のクリニックで週4日勤務しています。月収は22万円ほど。

「フルタイムではありませんが、家計の足しになる程度には稼げています。何より、患者さんと接する中で『ありがとう』と言われることが嬉しいですね。同年代の患者さんも多いので、話が合うことも」

小林さんは「コンピューターの操作に最初は不安があったけれど、慣れれば大丈夫。今の若い人たちは教え方も上手で助かっています」と話します。

5. ITパスポート—デジタル社会でも活躍できる入門資格

IT関連の基礎知識を証明するITパスポート。IT初心者でも取得しやすい国家資格として人気があります。デジタル化が進む現代社会で、基本的なIT知識を持っていることは大きな強みになります。

「若い人たちの世界だと思っていましたが、基礎からしっかり学べば60代でも十分理解できます」

と話す鈴木さん(66歳)は、ITパスポート取得後、中小企業のIT相談員として働いています。月収は約28万円。

「同世代の経営者からは『同い年に相談できて安心する』と言われます。難しいIT用語をかみ砕いて説明できるのが喜ばれているようです。自分も新しいことを学び続けられるので、頭の体操にもなっています」

鈴木さんは「最初はスマホもあまり使いこなせなかったけれど、一つ一つ学んでいくうちに楽しくなりました。諦めなくて良かった」と笑顔で話します。

6. 調理師免許—一生ものの技術と創造性を活かせる仕事

食に関する専門知識と調理技術を証明する調理師免許。料理が好きな方にとっては、趣味を仕事にできる可能性があります。特に家庭料理の経験が豊富なシニア世代は、即戦力として重宝されることも。

「主婦として40年近く家族の食事を作ってきた経験が、今では仕事に活きています」

中村さん(63歳)は、調理師免許を取得後、老人ホームの調理スタッフとして働いています。月収は約25万円。

「入居者さんから『久しぶりに母の味を思い出した』と言われたときは、本当に嬉しかったです。同世代の方々の好みや食事の制限も理解できるので、メニュー開発でも重宝されています」

中村さんは「家事として日々行ってきた料理が、今では人を喜ばせる仕事になっているのが不思議です。もっと早く始めればよかった」と話します。

7. 保育士資格—子どもたちとの触れ合いで若々しく

少子化と言われていても保育士不足は深刻で、特に経験豊富なシニア世代の保育士は現場で重宝されています。国家資格ですが、特例制度を利用すれば実務経験などにより受験科目が軽減されることもあります。

「孫と接するのが好きだったので、定年後は子どもに関わる仕事がしたいと思っていました」

そう話す田村さん(65歳)は、特例制度を活用して保育士資格を取得し、現在は地元の保育園で働いています。月収は約23万円。

「子どもたちのパワーをもらって、毎日元気に過ごしています。若いお母さんたちからは『おばあちゃんみたいで安心する』と言われることも。昔ながらの遊びや季節の行事を教えられるのも、年齢ならではの強みですね」

田村さんは「体力的に大変なこともありますが、子どもたちと一緒に体を動かすことで、むしろ健康になりました」と笑います。

資格取得と仕事探しのポイント

これらの資格を取得し、実際に仕事に就くためのポイントをいくつかご紹介します。

1. 自分の強みを活かせる資格を選ぶ

「単に稼げるから」ではなく、これまでの経験や知識、興味を活かせる分野を選ぶことが長続きのコツです。例えば、人と話すのが好きな方は対人サービス系、事務作業が得意な方は医療事務など、自分の強みを活かせる資格を選びましょう。

2. 短期決戦で資格取得を目指す

「いつかは」と長く考えるより、集中して学習するほうが効率的です。資格スクールなどを利用して、明確な目標と期限を設定しましょう。多くの方が「3〜6か月の集中学習で資格を取得できた」と話しています。

3. 年齢を強みに変える視点を持つ

「年齢が壁になる」と考えるのではなく、「経験が武器になる」と発想を転換しましょう。実際に採用側も、人生経験や社会経験を評価するケースが多いです。特に同世代の顧客やクライアントに対応する場面では、共感力や理解力が大きな武器になります。

4. ネットワークを活用する

友人や知人、前職の同僚などに資格取得や就職活動の話をしてみましょう。思わぬつながりから仕事の機会が生まれることもあります。また、同じ資格を目指す仲間を見つけることで、モチベーションを維持しやすくなります。

5. 柔軟な働き方を検討する

最初からフルタイム勤務を目指すのではなく、パートタイムから始めて徐々に働き方を調整していく方法も検討しましょう。特に体力面で不安がある場合は、無理のない範囲から始めることが長続きのコツです。

まとめ:人生100年時代、60歳はまだまだこれから

「定年後に月30万円稼ぐなんて無理だろう」と思っていた方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に新たなスタートを切った方々の体験談を聞くと、60歳からでも十分に可能性があることがわかります。

大切なのは、自分に合った分野を見つけ、一歩踏み出す勇気です。一度きりの人生、「やってみたかった」で終わらせるのはもったいない。「やってみてよかった」と笑顔で語れる未来のために、今日から行動してみませんか?

資格取得の第一歩は、まず情報収集から。お住まいの地域の職業訓練校や資格スクール、オンライン講座などを調べてみることをおすすめします。きっと、あなたの経験とスキルを活かせる新しい可能性が見つかるはずです。

人生100年時代、60歳はまだまだ人生の折り返し地点に過ぎません。これからの充実した日々のために、新たな一歩を踏み出してみませんか?