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老後の生活保護は得なの?年金暮らしのほうが安心?

「老後の生活保護は得なの?それとも年金暮らしのほうが安心?」
こんな疑問を抱えながら、将来を思い描いては不安になる方も多いのではないでしょうか。

実は、老後の生活の選択肢として「生活保護」も「年金暮らし」もアリといえばアリですし、どちらを選ぶかはあなたの状況次第。

そこで今回は、どちらが自分にフィットするのかを考えるヒントをわかりやすく整理してお伝えします。

老後の生活保護は本当にアリ?

生活保護と聞くと、「資産を手放さなきゃいけない」「世間の目が気になる」といったネガティブなイメージを抱きがちです。

しかし、収入や資産が少なく、健康上の理由で働くのが難しい方にとっては、最後のセーフティネットとして心強い制度です。

最低限の生活費を保障してくれるほか、医療費・介護費が原則無料になるため、体調面で不安を抱える方には大きな安心材料となります。

ただし、申請の際には資産や収入状況の厳しいチェックがあり、資産が一定以上ある場合は受給が難しいことも。また、一度生活保護を受け始めると、資産を増やす行為や働いて収入が増えることに制限がかかりやすい点は覚えておきましょう。

年金暮らしの魅力と落とし穴

一方、年金暮らしは、長年働いて納めてきた保険料のリターンともいえます。

毎月決まった額が振り込まれるので、家計を管理しやすいのが最大のメリットです。また社会的には、「年金を受給している高齢者」という立場は一般的で、周囲の理解を得やすい面もあります。

しかし、気がかりなのは税金や保険料、医療費・介護費

年金を受け取っていると、所得として扱われるぶん、住民税や健康保険料、介護保険料などが差し引かれることも多いのです。

そのため、思ったより手取りが少なく、「年金だけで生活するには厳しい」と感じるケースも少なくありません。

両者を比べるときのポイント

  1. 受給条件の違い

    • 生活保護は、資産がほとんどなく、他に収入源がない場合に利用可能。
    • 年金は、国民年金や厚生年金など加入期間や保険料納付実績に応じて受給額が決まる。
  2. 医療費・介護費の負担

    • 生活保護は医療費・介護費が原則無料。
    • 年金暮らしの場合は自己負担が発生するが、高額療養費制度などで上限を抑えられる。
  3. 社会的イメージ・自由度

    • 生活保護には偏見を抱く人もいるため、心理的ハードルを感じる方は多い。
    • 年金は一般的な制度なので、受給していても周囲の理解は得やすいが、収入が足りない場合のサポートは必要に応じて検討を。
  4. 実際の生活水準

    • 生活保護は最低限の生活を保障する仕組みで、地域や世帯人数によって支給額が異なる。
    • 年金はある程度計算できる反面、意外と天引きされる負担が多く、ゆとりがないと感じる方もいる。

年金を受給している場合でも、以下の条件を満たせば生活保護を受けることが可能です。

年金額が最低生活費を下回ること。
年金を含む全ての収入が最低生活費に達しないこと。
不動産や車などの換金可能な資産がないこと。

生活保護のメリットとデメリット

メリット
最低限の生活費が保障される

生活保護を受けると、国が定める最低生活費が支給されるため、基本的な生活を維持しやすくなります。

医療費の助成

生活保護受給者は医療扶助を受けることができ、大部分の医療費が公費でまかなわれます。

介護サービスの利用

介護が必要な場合、生活保護を受けていると自己負担が減り、介護サービスを利用しやすくなります。

デメリット
社会的な偏見

生活保護を受けることには、周囲からの目や偏見がある場合があります。社会的地位が低いと感じる人も多いです。

受給条件の厳しさ

収入や資産に関する厳格な審査があり、一度受給が決まると、その後の収入増加によって支給が停止されるリスクがあります。

生活費が一定でない

生活保護の金額は地域や世帯構成により異なるため、一律ではなく、予想しにくい面もあります。

年金のメリットとデメリット

メリット

安定した収入源

年金は定期的に支給されるため、安定した生活を維持しやすいです。また、特に年金を受け取る期間が長いほど、長期間の老後生活を支えることができます。

社会的な認知

年金受給者は一般的には好意的に受け入れられるため、社会的な偏見が少ないです。

デメリット

金額の限界

年金のみで生活するのが難しい場合も多く、特に国民年金だけの受給者は生活に不安があることが多いです。

金利やインフレの影響

年金の金額は固定されているため、インフレーションや金利上昇が進むと実質的な価値が減少するリスクがあります。

健康状態が収入に影響を及ぼす

健康問題により働けなくなると、年金収入だけでは生活が難しくなる可能性があります。

具体的なイメージを持つための一例

  • Aさん(年金受給額:月4万円)
    退職後は貯金を切り崩して生活していたが、医療費がかさみ資金が底をつきそうになった。そこで申請したところ、生活保護が認められ、最低生活費との差額が支給されることに。医療費もカバーされるので、「なんとか暮らしていける」と安心できた。

  • Bさん(厚生年金受給額:月15万円)
    健康保険料や住民税、介護保険料が毎月引き落とされるため、実質的な手取りは想定より少なめ。とはいえ家賃と食費をやりくりできる程度には余裕があり、節約を心がけながらも好きな趣味を楽しんでいる。

このように、状況によってメリット・デメリットは様々です。大切なのは、自分の収支バランスや健康状態、そして趣味や家族構成などをふまえて総合的に判断することです。

結局、どっちを選ぶべき?

「年金だけで足りないなら生活保護を受けるべき」

「いや、プライドを保つためにも働ける限り働くべき」

世の中にはいろいろな意見があります。ですが、結論としてはどちらが良いかは本当に人それぞれ。年金の受給額があってもギリギリの生活なら生活保護の申請を検討することも選択肢に入りますし、逆にある程度の余裕があるなら、年金暮らしでも十分安心できます。